走った距離に応じて税金が変わる自動車走行税…
導入されたらどうなるのか?



自動車税は自動車を所有する人は必ず払わなければいけないのは勿論、
高額の為、自動車税の季節は皆さん本当に嫌だと思います。

その自動車税ですが、
なんと自動車で走った距離に応じて税金が課される走行税が、
自動車の税金の見直しの1つの案として浮上してきているようです。

自動車で走った距離に応じて税金が変わる自動車走行税

引用:https://twitter.com/OmxfzB32Ip3GQnF/status/1118120124018335750

マジでふざけてます
怒りで手が震える
僕は大反対です!今から反対運動しないとその内実施されるようになれば本当に困ります!皆さんの意見を聞きたいです!お願いします
皆さんは1000キロ5000円の走行税どう思いますか???

批判は殺到していますが
この走行税は電気自動車やハイブリッド車の普及によって税収が減るのを防ぎ、
カーシェアといった車を所有していない方からも税収を得る仕組みです。

スイス、ニュージーランド、ドイツ、ベルギーなどではすでにこの制度を導入しています。

走行税を導入しているニュージーランド

世界に先駆けて走行税を導入したニュージーランド。

500万人ほどの人口のようですが、自動車の数も多いとの事。
走行税は燃料への税金が課されていないディーゼル車などが対象だそうです。

ニュージーランドのツアー会社では小型バスの走行税の支払い方法として
ガソリンスタンドに併設された車検場のような場所で
バスごとに走行する距離を1000キロ単位で事前に申請し、
距離に応じた税金を納めて納税を証明するステッカーを発行してもらいます。

そのステッカーを車のフロントガラスに貼るというような形で運用しています。

ステッカーをどのようにチェックしているかというと
走行メーターと車に貼られたステッカーの申請距離と照らし合わせ、
警察官が取り締まっているようです。

非常にアナログで取締も大変そうですが、
日本政府はこの取締の仕組にGPSの位置情報を使った仕組みを検討しており、
GPSシステムの受信機を設置した車の位置情報から走行距離を計算するという方法を考えているようです。

走行税が日本で導入されるとどうなるのか?

日本でも走行税が施行されると
たとえ車を一切利用しなかったとしても生活へ大きく影響します。

日本の物流を支えているトラックは毎日長距離を走っているわけですが、
走れば走るほど税金が取られる走行税の仕組みでは税金の支払いが増えることになります。

仮にニュージーランドと同じ税率なら
東京から大阪まで荷物を運んだドライバーは
それだけで約2500円を走行税として収めなければなりません。

そうなるとトラック業界は運賃の値上げが必要になり、
トラックで運ばれる全てのモノの値段が上がるため、
車を使わない方の生活にも影響してきます。

そして住む地域によって収める税金が大きく変わり、
さらに都市部のほうが収める税金が少なくて済むというのなら、
多くの方が地方ではなく都市部に集中するため、
政府の目指す地方創生と真逆の状態が生まれてしまいます。

都市部から電車で行くことが出来ない地方に人が訪れる機会が減ったり、
物流が停滞するというのは生産性が落ちるだけでなく、
経済活動そのものに大きな影響をもたらします。

この走行税、多くのドライバーが納得するのは難しそうです。

現在は検討段階であるため、実際に導入されるかはわかりませんが
自動車の所有が厳しくなってしまうような税金の取り方にはしてほしくないですね。

ネットでの反応

・これだから若者もみんな車離れしちゃうし!
そもそもガソリンも高いし年々車の税金上がって行く一方でそれされるとどう生活すれば良いんですかって聞きたいですよね

・トラックの運ちゃんでも走行距離50万キロ以上ですし、
こんなの出してたら、赤字続きになりますし。
会社が多いから潰してくださいと言ってるようなものですね。
にしても車好きからしたら激怒ですね。

・重量税の時点でわけわかめなのに走行税もくるのはもっとわかめ
てか、絶対詐称する人増えて逆に違反する人増えると思う

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