車のリトラクタブルヘッドライトが消えた理由…
時代の流れには逆らえなかった…
車のリトラクタブルヘッドライトが消えた理由
かつてスーパーカーブームをきっかけに一世を風靡したリトラクタブルライト。
![](https://kwsklife.com/wp-content/uploads/2019/06/acx.png)
車好きの方にはリトラなどと呼ばれているリトラクタブルライト(格納式前照灯)は
その名の通り格納式のヘッドライトのことです。
リトラクタブルヘッドライトは80、90年代のスポーツカー等に多く採用されてきましたが
現在では製造されていません。
なぜ無くなってしまったんでしょうか?
そこには意外な理由がありました。
今回は車のリトラクタブルヘッドライトが消えた理由を紹介します。
1.空気抵抗
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リトラクタブルヘッドライトを点けた時にはボディから飛び出たようになるために
空気抵抗が増大してしまうという問題があります。
空気抵抗が少ないはずのスポーツカーが
リトラクタブルヘッドライト点灯時には悪影響を及ぼすことになってしまうのです。
2.重量増
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ヘッドライトの開閉機構は重量増となります。
特に車両先端部の重量増はハンドリングに悪影響を及ぼしてしまいます。
3.事故時の危険性
ライト点灯時に人身事故を起こしてしまった場合、どうなるでしょうか?
万が一、歩行者などとの接触があった際、
ライト自体が突起となっているので被害者に重度の傷害を与える恐れがあります。
4.開閉機構の故障
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日中でもトンネルや地下駐車場など通るたび、
上げ下げするとなれば作動頻度も多くなり、故障の原因となります。
年式の古くなったリトラクタブルヘッドライト採用車で
片方のヘッドライトしか上がらないといった姿を見かけることもありました。
5.常時点灯が義務の国には無意味
昼間でも暗くなりやすい高緯度の国、
スウェーデンやフィンランドといった北欧の国や
カナダなどでは常時点灯が義務付けされています。
このような国であるとリトラクタブルヘッドライトは常に出ている状態となり、
格納式にする必要性が無くなります。
6.ライト機能の多様化
先行車や対向車、周囲の明るさなどに応じ、
自動的に上向きと下向きを切り替えるハイビームアシストや
光をレンズで拡大し照射するプロジェクターヘッドライトなど
ライト自体の機能の多様化が進んでいます。
それらの機能をリトラクタブルタイプにするのは困難です。
ライト技術が進化し、求められる機能の多様化した現在、
リトラクタブルヘッドライトの存在意義が無くなってしまったのかもしれませんね。
以上の理由から国産車では2002年8月に生産終了したマツダ・RX-7を最後に
リトラクタブルライト搭載車は姿を消しました。
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個人的にリトラのデザインは好きでしたが
時代の流れには逆らえませんね。
ネットでの反応
・それをわかったうえでもリトラクタブル乗りたいんだよなぁ~
・時代の流れには逆らえませんが、やはり残念ですねぇ…
・リトラ買う時はだいたいいつも出しっぱにする
なぜならめんどいから