大人のジブリトリビア
奥が深くてもう一度見たくなる?



数多くの人気映画を世に送り出し続けているスタジオジブリ。

ネット上では作品に関する多くのトリビアが飛び交っていますが、
中には思わず「奥が深い・・・」と
感動してしまうようなものも含まれています。

そして時には「子供は知らなくていい」というような設定のものまで・・・。

そこで、今回は思わず誰かに話したくなるような
大人のジブリトリビアをご紹介します!

魔女の宅急便

ジジの声はもともとキキ自身の声で
キキが成長したためジジの声が必要なくなった。
変わったのはジジではなくキキ。

『魔女の宅急便』のラストシーンで『にゃー』と鳴く黒猫のジジの声を聞いて
「あれ、最後まで話せないままなんだ?」と
疑問に思ったことがある人も少なくないのではないでしょうか。

しかし実際には宮崎監督は映画公開時に
福岡で開かれた監督トークショーでこのように話しています。

ジジの声はもともとキキが頭の中で想像していた声だったんですね。

ウルスラの描く油絵として
八戸市立湊中学校養護学級の共同作品
『虹の上をとぶ船』が一部加筆の上使われている

「キキに会ってね  この絵 描こうって決めたの」

「魔女の血か… そういうの好きよ
魔女の血 絵描きの血 パン職人の血
神さまか誰かがくれた力なんだよね
おかげで苦労もするけどさ…」

上が『虹の上をとぶ船』、下がウルスラの絵です。
映画のイメージには下の方が合っているかもしれませんが、
元のままでも素晴らしい作品です。

風の谷のナウシカ

ナウシカに出てくるオウムの鳴き声は布袋寅泰さんがギターで演奏している

「久石譲さんに呼ばれてギターで泣いてくれと頼まれました。ずいぶん昔の話です」
と本人がTwitterで告白したので、ファンの間では有名な話です。

もののけ姫

サンは山犬に怯えていた村人が生け贄として捧げられた子供

サンが人間たちを憎む理由の一つには
このような背景もあったようです。

湯女とは温泉街などにおいての売春女のことを指す言葉であり、
この映画は江戸時代の風俗的施設がモデルとなっている

そのためか湯屋のお客さんは男の神様しかいません。

また、「映画の中に出てくる文字は「ゆ(湯屋の看板の文字)」と
「目あります(飲食店の看板の文字)」のみで、
それをつなげると「ゆ目あります」つまり、「夢あります」となります。

この場合の『夢』とは一時の性的快楽をさすのでしょうか。

天空の城ラピュタ

「バルス」(baris?/バルシュ)はトルコ語で平和という意味

『天空の城ラピュタ』に登場する滅びのまじない「バルス」。
劇中でも平和を願い、ラピュタを滅ばせるために唱えられました。

となりのトトロ

メイの声は坂本千夏さんだが、
物語の中盤でサツキと喧嘩して「お姉ちゃんのバカ~」と泣きだすシーンだけ、
TARAKOさん(ちびまる子ちゃんの声優)が担当している

さらに、サツキとメイが学校から帰るシーンで
友達にクラブを休むと伝えますがその時に「またねー」と言う友達の声も
TARAKOさんが演じています。

メイが描いたトトロの絵は実際には宮崎駿監督の息子さんが描いた

子供らしくて味のある、とっても可愛い絵ですね。

大トトロの名前は「ミミンズク」。年齢は「1302歳」。体重は「2200kg」。

中トトロの名前は「ズク」。年齢は「679歳」。

小トトロの名前は「ミン」。年齢は「109歳」。

作中ではあまり関係のない話ですが、
トトロにはかなり細かい設定があるそうです。

ちなみにトトロという名前は宮崎監督の知り合いの女の子が
「所沢のお化け」を「ととろざわのお化け」と発音した所から採用したそうです。

平成狸合戦ぽんぽこ/耳をすませば

「平成狸合戦ぽんぽこ」で狸たちが人間から護ろうとした森は開発され、
多摩ニュータウンになり、その団地に
「耳をすませば」の主人公、月島雫が引っ越してくる

画像の上がぽんぽこのエンディング、
下が耳をすませばのオープニングです。

この両作品はどちらも多摩ニュータウンが舞台です。

新開発され、森をどんどん壊す人間とそれを阻止しようとする狸達の攻防を描いた作品「平成狸合戦ぽんぽこ」

しかし、結局は人間が勝ち、多摩ニュータウンが出来上がります。

そうして出来た新しい街で「月島雫」と「天沢聖司」が出会い、
「耳をすませば」の世界が広がっていくのです。

ちなみに、どちらの作品も監督は宮崎駿ではありません。

耳をすませば

雫が国語のテストで答案に書き込む唯一の単語は「開発」

ジブリ作品では環境破壊について何度も取り上げられています。
この場面でもそれを暗示しているのでしょう。

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