あまり知られていない絶対音感の秘密…
絶対音感になれる薬があるらしい・・・


絶対音感になれる薬があるらしい・・・

ある音を耳で聴いてその音高をズバリ言い当てられる絶対音感。

絶対音感の持ち主は1万人にひとり、
しかも身につくタイムリミットは7歳までとされますが、
ある一般的な精神科の薬物治療を施せば、
音楽の素養のない大人でも身につくことがわかりました。

過去の様々な研究では大人のマウスにてんかんの薬を処方すると
若い頃に身につけないと一生身につかない習慣でも
身につくことがわかっています。

そこでハーバード大学の
タカオ・ヘンシユ(Takao Hensch)教授率いる研究班では、
音楽素養のない大人にある一般的な精神科の薬物治療を行うと
絶対音感を身につけることができると発見されました。

被験者は音楽の訓練を過去に一度も受けたことがない者。

この薬物治療を被験者の成人男性たちに投与しオンラインで
聴力訓練連続講座を2週間受講させました。

すると格別に音感が改善されたのです。

日本人は絶対音感が多い

日本人は絶対音感を持つ確率がとても高いと言われています。

ショパン音楽アカデミーと日本の音楽学校で比較すると
ショパン音楽アカデミーの学生のうち11%が絶対音感を持ち、
日本の音楽学校では30%が絶対音感を持っています。

東アジアからの出現率が高く、
絶対音感を持つ者は1万に1人と言われています。

日本語は「橋」と「箸」などの抑揚で区別する同音異義語が非常に多いので
その影響も受けているのではないかと推測されています。

絶対音感の世界観


絶対音感に対するイメージでは一般的に
どこか天才音楽かだけの特別な能力と思われがちです。

一般人には到達できない超然とした音感能力といったイメージですが
他の音と比べずに正しい音程を取れる能力のことであり、
超越した音感という意味ではありません。

絶対音感を持つ者の間でもその能力には個人差や種類があります。

例えば
「聞く曲全てが脳内でドレミの音名に変換される」
「半音未満の音のズレもかなり正確に認識できる」
など。

聞こえた音を瞬間的に聞き取ることができる絶対音感保持者は
音楽をする上で優位に立っていることは間違いありません。

しかし、絶対音感保持者の中でも特に音程についてシビアな者は
基本とする基準音があり、この基準音に基づき正確かどうかを判定します。

これ以外の音をすれた気持ち悪い音と感じることもあります。

絶対音感保持者が困ることは
世の中全ての物音がドレミで聞こえてしまうことだそうです。

音楽の道でプロになるには絶対音感は必要?

絶対音感は音楽の道でプロになる上で
絶対に必要な能力というわけではありません。

プロの管楽器演奏者の中では絶対音感を持たない者の割合は多く、
とりわけ移調楽器の演奏者には邪魔な能力とされています。

音楽の世界では大切なのは絶対音感ではなく相対音感だと言われています。

相対音感とはラの音を与えられて即座に他の音程が歌えるとか
ヴァイオリン演奏などが完全5度で正確に調弦できるなどの能力です。

音は他の音と繁雑に絡み合っています。

相対音感では複雑な音でも音の塊として捉えることができ、
絶対音感では単独の音がバラバラで存在するような捉え方になりがちなので
相対音感の能力の方が必要とされることが多いんだそうです。

ネットでの反応

・絶対音感はいらんけど、脳の若返りは欲しい

・絶対音感は絶対音感でライブとかでキー下げられて歌われると気持ち悪い

・絶対音感は結構きついみたいだけどね
例えば、雨音とかでも何でも音階に感じるらしくて
眠れない人いたし

・絶対音感以外にも応用すれば言語野を刺激して
第一言語をすり替えるとか出来そう

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