100歳まで自分の歯を残すには?
絶対にやってはいけないある癖が話題に…



美味しいものを食べるのに必要不可欠なものと言えば、それは歯です。

生涯美味しいものを食べ続けるためにも
いつまでも自分の歯を残しておきたいものです。

しかし、虫歯・歯周病・顎関節症などそれらの引き起こされる原因は
全てある癖に原因がありました。

そこで今回は100歳まで自分の歯を残すにはどうすれば良いのかを紹介します。

年を取って歯を失う原因は歯を接触させる癖?!

永久歯は抜けても新しい歯に再生することはなく、自己修復もしません。
永久歯に無理な力がかかると欠けたり壊れてしまいます。

長い人生を送るうちにこの事実に対して無頓着になり、
歯に対していろんな無理を重ねた挙げ句、
つまらない理由で歯を失ってしまうことがあります。

例えば、一発芸などでビールの栓を前歯で開ける人がいます。
歯に対してこんな無茶は決してしてはいけません。

ここまで極端な例でなくても歯の耐えられる限界を超えると
歯が欠けたり・ぐらついたり・歯の根が折れたり
パッと見で問題ないようにみえる行為でも
見えないところで歯や支える歯槽骨にダメージが蓄積していきます。

東京医科歯科大学に勤める木野孔司元准教授が発見した「TCH」という
「無意識のうちに上下の歯をつけている癖」に
歯のダメージ問題を解決する糸口がありました。

上下の歯が触れていないと生活に支障が出る人は会話・嚥下・咀嚼の時以外に
力の大小に関わらず無意識に上下の歯を当てている癖があり、それを全てTCHと言います。

特にデスクワークの方はTCHに要注意

毎日虫歯や歯周病予防で丁寧なブラッシングをして、
定期的に歯医者でのチェックもしているにもかかわらず、
なぜか次々に歯がだめになってしまう人がいます。

「一生自分の歯で生活していただきたい」という思いを持ち、
42年間臨床を続けてきた歯科医院にもそういった患者さんが多いそうです。

そこで原因を調べたそうなんですが、
はっきりとした原因がわかりませんでした。

しかし、遂に原因が判明したのです。

こうした患者さんの多くに強いTCHがあったのです。

このTCHがあるとだんだんと小さなダメージが歯に蓄積されていくので
歯周病が異常に早く進行したり、
治療で詰め物をした歯・義歯・ブリッジも早い段階でだめにしてしまいます。

TCHは特にコンピュータを使った作業をしているホワイトカラーに多いと考えられており、
潜在層は相当な数に及ぶと推測されています。

スマホ・携帯電話を含めれば、
現代の日本人の多くが毎日何らかの情報端末を長時間操作していますよね。

程度の差はあるものの誰にでもTCHの疑いがあると心にとめておきましょう。

TCHの傾向が自分にあるかどうか?

それを知るためには次の検査を試してみてください。

まず、口を閉じて唇を軽く接触させます。

その状態のまま口内の上下の歯が接触しないように1〜2mm離してください。

この状態で口のあたりに何か違和感を感じた場合、
あなたにもTCHがあります。

何も違和感がない場合、
そのまま歯をつけない姿勢を5分間維持できるかどうか想像してみましょう。
(この時、実際にやらないで大丈夫です)

もしもそれができそうにないと感じたらTCHがあります。

TCHリスクの低い人なら唇が閉じている状態でも上下の歯が離れています。

これは人間にとって無意識な自然の状態です。
ですから意識的にその状態にしても違和感は感じません。

自然に5分でも10分でも続けられます。

しかし、TCHリスクの高い人は、唇を閉じると
条件反射的に口内で上下の歯をつける癖が身についています。

ですから唇と歯を別々に動かそうとした結果、
強い違和感に襲われるのです。

それでも違和感を無視して歯を離した状態を維持しようとすると
普段使わない筋肉を使うことになって疲れてしまいます。

この検査を無理に続けようとすると顎の筋肉に疲労が蓄積し、
痛みを感じる可能性があるので長く続けないようにしてくださいね。

他にもTCHリスクの高い人は口の周りの緊張を持続させていることが多いので、
鏡で口の中を見ると頰の内側・舌のまわりに歯形ができていることがあります。

人間は、上下の歯を接触させた状態で顎の筋肉である閉口筋を緊張させたままでいると
頰の内側を歯に押しつけたままの状態になり、口内に歯形がつきます。

閉口筋が緊張している時、舌の筋肉である舌筋も緊張するので、
舌の周りの歯・上の口蓋に押しつけたままになっています。

その結果、下に歯形がつくんですね。

効果的にTCHを治す方法

自覚症状なく無意識にしているTCHを減らす方法なんて至難の業と言えます。

このTCHを発見した木野先生は臨床心理学で使われる
行動療法「行動変容法」を利用した方法を考案しています。

この方法を取り入れることが
もっとも簡単で最善の方法と言えるでしょう。

TCHコントロールのための3箇条

①数秒間ほど軽く歯を接触させ、その後離す。
この時、歯が接触している間は頬の筋肉が活動しているはずです。

②「力を抜く」「リラックス」など緊張状態を解き脱力するきっかけとなる言葉を書いた張り紙を
自分の目につく場所に最低10枚以上張ること。
言葉を見るたび、意識して力を抜くことを繰り返します。

③最終的に貼り紙がなくても自然と歯の接触に気付くようになり、
脱力行動をきちんととることができるようになります。

行動変容法は顎関節症はもちろん、歯に関するリスクを軽減させてくれます。

あなたのTCHリスクが低くなる事で
恒常的に歯・歯槽骨にかかる負担も減り、歯の耐久年数が向上。

現在も歯周病が進行していて抜歯するしかないと判断された歯でも、
このおかげで抜かずに済む可能性も高まります。

現代のようなストレス社会では自分の歯をずっと保っていることが難しくなってくるでしょう。

でも最後まで自分の歯で美味しいものをたくさん食べたい。
そんな食いしん坊な方はぜひとも試してみてください。

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