31年前の中古カメラのフィルムを現像した結果…
泣ける写真データだった…
みなさんは「駄カメラ(だかめら)という言葉を聞いたことはありませんか。
「駄目(ダメ)なカメラ」とは一言で言うと
カメラ価格としては駄菓子感覚で手に入るフィルムカメラのことをいいます。
今回話題になっているのはこの「駄カメラ」にハマり
さまざまなカメラをオークションで落札した方のある実体験に注目が集まっています。
懐かしすぎるカメラ
先日ある男性が落札したカメラの中になんとフィルムが入っていたそうなんです。
オークションでは商品の状態など分かりやすく記載していることが多いです。
もちろん今回の商品にもこのような説明書きがされていました。
「詳しいことはわかりません。何も確認しておりません。
部品が足りているかもわかりません。 ジャンク品として出品します」
との紹介文でした。
そしてこのカメラは『OLYMPUS TRIP JUNIOR』なる
フィルムカメラであることも記載されていたそうです。
ジャンク品ということでしたが、
購入された方は「電池を入れ替えれば動くだろう」
という気持ちで落札されたそうなんです。
気になる価格はなんと送料別で442円。
しかし、商品到着して軽いクリーニングをし、電池のフタを開けてみたところ・・
フタを開けた途端、粉吹き具合から見るに「相当古いぞこれ!」と思ったそうですが
ブラシなどで丁寧に掃除して新しく電池を入れ替えたそうなんです。
そして、ようやく使用できると思った矢先
フィルムが入ったままであることに気がついたそうなんです。
もちろん、今回こちらのカメラを購入された方も困ったそうなのですが、
「駄カメラ大百科」によると駄カメラあるあるコーナーの中に
「前の持ち主のフィルムがそのまま入りっぱなしになっていた」との記述があったそうなんです。
ですから、このようなことはよくあることにみたいです。
31年前の中古カメラのフィルムを現像した結果
フィルムをそのままにすることもできたのですが、
持ち主の方に届くかもしれないという思いから現像することに。
このカメラに入っていたのは珍しい「12枚撮り」のフィルムだったそうで、
カメラを購入された方にとっても人生初の体験だったみたいなんです。
やはりかなり古いフィルムということもあり、
全ての写真をデータ化することは難しかったそうなんです。
しかし、7枚が奇跡的に写真っぽく仕上がったそうなんです。
その中で人と綺麗に写っていたのがこちら。
こちらが光の漏れも少なく、最も情報量が多い1枚。
場所はどこかの住宅街で写っている5人はおそらく家族なんでしょうね。
また驚くことにこちらの写真には日付けがバッチリと記録されていたのです。
その日付が今から約31年前の1987年3月21日。
1987年といったら今から約31年前。
まさかオークションで落札したカメラの中にフィルムが入っているとは思いませんよね。
また、そのフィルムを現像してみると31年前に撮影されたものが
写っているとはまるで当時にタイムスリップしたかのような気持ちになりませんか。
どちらにせよこの現像された奇跡の写真が持ち主の方に
届くことを願わずには入られませんね。