映画「タイタニック」あの名画から20年…
出演したキャストの現在…


タイタニック

「タイタニック」はジェームズ・キャメロン監督脚本による
1997年のアメリカ映画です。

日本で興収記録262億円、
全世界で18億3500万ドルの記録は
同監督の「アバター」に抜かれるまでは
映画史上最高の世界興行収入を記録し、
ギネスブックに登録されていました。

1912年に実際に起きた
英国客船タイタニック号沈没事故をもとに、
貧しい青年ジャックと上流階級の娘ローズの悲恋を描いています。

ジャックとローズの結末には多くの人が涙しましたよね。

あれから約20年、「タイタニック」のキャストは
現在どうなっているのかを紹介します。

タイタニックに出演したキャストの現在…

ジャック・ドーソン:レオナルド・ディカプリオ

レオナルド・ディカプリオさんは上流階級の娘
ローズと恋に落ちる主人公の青年ジャック・ドーソンを演じました。

彼はこの映画に出演した後は『仮面の男』(1998)や
『ザ・ビーチ』(2000)など興行収入も低くあまり
ぱっとする作品に恵まれませんでした。

しかしCMや過去の役柄にとらわれることなく
キャリアを積んでいきオールスターキャストの
『ディパーテッド』(2007)、『シャッター アイランド』(2010)
クリストファー・ノーラン監督の
『インセプション』(2010)などで様々な役を演じます。

そしてついに、1820年代の西部開拓時代を描いた
『レヴェナント: 蘇えりし者』(2016)ヒュー・グラス役で
悲願のアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。

今では映画1本に出演して200億円以上を稼ぐ
世界のスーパースターになりました。

ローズ・デウィット・ブケイター:ケイト・ウィンスレット

ケイト・ウィンスレットさんは身分の異なる
青年画家ジャックに恋をする、貴族の娘ローズを演じました。

この作品でアカデミー主演女優賞に最年少でノミネートされました。

彼女は、妄想に取りつかれ残忍な殺人を犯す
2人の少女の実話を描いた『乙女の祈り』(1995)でブレイクしました。

英国人であるケイト・ウィンスレットさんは、
かわいいだけの女の子の役は避けてより
小悪魔っぽい少女の役を好んできたといいます。

『タイタニック』後の彼女は、義理の娘たちを連れて
1970年代のモロッコを旅する若いシングルマザーの役で
『グッバイ・モロッコ』(1999)に出演しました。

また『ホーリー・スモーク』ではオーストラリアの
奥地でだまされて“脱洗脳”セッションをする熱心な
信者の役を演じスピリチュアルな映画にも挑戦しました。

彼女はアカデミー賞に2016年現在で7回ノミネートされており、
『愛を読むひと』(2009)で主演女優賞を受賞しています。

2012年には演劇への貢献が認められた
人物に贈られる大英帝国勲章を受賞しています。

キャルドン・ホックリー:ビリー・ゼイン

ビリー・ゼインさんはローズの婚約者、
キャルドン・ホックリーを演じました。

彼は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)、
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989)
のマッチ役でおなじみですよね。

第二次世界大戦を描いた映画『メンフィス・ベル』(1991)では
爆撃手を演じ、デヴィッド・リンチ製作のテレビドラマ
『ツイン・ピークス』にも度々出演しています。

ローズの婚約者のキャルドン・ホックリーを演じたビリー・ゼインさん。

『タイタニック』後はメリカで放映されたテレビ映画
『クレオパトラ』で主演をはたします。

また、ビデオゲーム『キングダム ハーツ』(2002)の
アンセムの声としても有名です。

現在でも『タイタニック』の共演者、
エドワード・フレッチャーさん、フランシス・フィッシャーさん、
ジョナサン・ハイドさん、ロッチェル・ローズさんとは親交があるそうです。

モリー・ブラウン:キャシー・ベイツ

アメリカの社交界の名士であり博愛主義者、
活動家でタイタニック号生存者の一人で
“不沈のモリー・ブラウン”を演じたキャシー・ベイツさん。

彼女はマルチな才能で1970年代半ばから
後半までに頻繁に舞台に登場し活躍します。

狂気的な作家のファンを演じた
『ミザリー』(1991)ではアカデミー主演女優賞を受賞しました。

『タイタニック』でアメリカ人の社交界の名士を演じたキャシー・ベイツさん。

その後は『パーフェクト・カップル』(1999)、
『アバウト・シュミット』(2003)で
アカデミー助演女優賞にノミネートされました。

私生活では1991年に10年以上の同棲の末に
俳優のトニー・キャンピシーさんと結婚しましたが、
1997年に離婚しています。

ルース・デウィット・ブケイター:フランシス・フィッシャー

冷徹なローズの母親ルース役を演じたフランシス・フィッシャーさん。

彼女はイングランド・ハンプシャーに生まれますが父親の仕事の関係で
アメリカ・バージニア州やテキサス州で育ちました。

フランシス・フィッシャーさんはクリント・イーストウッドさんとの間に
娘フランセスカをもうけており、イーストウッド監督作品の
『トゥルー・クライム』で娘と共演しています。

ローズの母親役を演じたフランシス・フィッシャーさんは、
バージニア州 アビンドンの芸術文化センター
“バーターシアター”の見習いとして演技を始めました。

ウィリアム・シェイクスピアなどの30作品以上で主役を務め、
数々の舞台で活躍し賞も受賞した彼女は
『許されざる者』(1993)、『タイタニック』(1997)で
世界的な女優になりました。

『タイタニック』の後は『砂と霧の家』(2004)
『ザ・ホスト 美しき侵略者』(2014)などに出演しています。

2011年に故郷カリフォルニア、パシフィックパリセーズで
特別功労賞生涯業績賞を受賞しました。

年老いたローズ:グロリア・スチュアート

年老いたローズを演じたのはグロリア・スチュアートさん。

グロリアさんは1910年7月4日生まれで、
『タイタニック』出演は87歳で101歳の主人公を演じました。

1932年の22歳の時にユニバーサル映画と
契約を交わして女優デビューしました。

年老いた主人公のローズを演じた
グロリア・スチュアートさんは1932年に
デビューしてからグラマーなブロンド美女として人気を博しました。

『透明人間』(1934)などの出演以降は女優業よりも
芸術に興味を持つようになり、デコパージュなどを
制作していたそうですが1975年、
30年ぶりにテレビにカムバックしました。

2010年7月には映画芸術科学アカデミーから
100歳を記念して名誉賞が贈られましたが、
その直後の2010年9月26日に肺がんのため死去しました。

ブルース・イズメイ社長:ジョナサン・ハイド

海運会社ホワイト・スター・ラインのマネージメント・ディレクターの
ブルース・イズメイ役を演じたジョナサン・ハイドさん。

彼は1947年生まれでオーストラリア出身のイギリスの俳優です。

ジョナサンさんはイングランドの
劇団ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのメンバーでもあります。

海運会社の社長役を演じたジョナサン・ハイドさんは
主にイギリスの舞台や映画、テレビドラマで活躍しています。

アドベンチャー映画『ジュマンジ』(1995)で
主人公の厳格な父親とゲームから登場した
冷血なハンターの二役を演じています。

『タイタニック』の後は『リア王』などの舞台でも活躍し、
2016年にはNHKスペシャルドラマ『ドラマ 東京裁判』で
ウィリアム・ウェブ判事役で主演しました。

公開から20年経っても俳優として活躍している人、
残念ながらこの世を去った人と様々ですね。

いつまでも色褪せない名作
タイタニックをもう一度観たくなっちゃいました。

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