映画は製作していく中でたくさんのスタッフが関わり、
完璧な作品になるように一生懸命やっています。
しかし、いくらチェックしていても予想しないミスが起きてしまうものです。
今回はそんなありえないシーンが入ってしまった名作映画を紹介します。
海外の名作映画に入ってしまったありえないミスシーン10選
ラスト・サムライ
ラスト・サムライは2003年公開のトム・クルーズ主演の映画です。
この映画では戦場のシーンもあるため実に多くのエキストラが出演しています。
エキストラは拘束時間が長いわりに報酬も少ないそうです。
ラスト・サムライの中のトム・クルーズが
馬に乗って最後の戦いの場へやって来て馬から降りるシーンがあります。
その際にその馬がエキストラの一人を後ろ脚で蹴り飛ばしてしまったのです。
しかし、そのエキストラは痛みに耐え演技を続けたのです。
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ジョニー・デップ主演の大人気映画
「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」。
この映画は海賊たちがあらゆる争いごとを繰り広げる物語です。
映画には気の遠くなるような膨大なスタッフの数と地道な作業がなされています。
例を挙げると、アシスタントディレクターが
映画のセットをきちんと管理しておくことも大切な仕事です。
2003年公開のパイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たちの中で
ジョニー・デップの左側に海の方を凝視している
スタッフと思われる人物が写りこんでいます。
出演者たちがうす汚れた服装をしているのに
この男性は白のTシャツとカウボーイハットをかぶっておりとても目立ちます。
Mr.ベビーシッター
元レスラーのハルク・ホーガン主演の映画「Mr.ベビーシッター」。
彼がボディーガードでありながら
2人の子供のベビーシッターになるというこの映画です。
この映画を見た観客たちは「なんだこりゃ!」となったシーンがあります。
最初にホーガンがバイクに乗るシーンがあるのですが、
ストーリーに関係なく男の人が海へ向かって犬を投げているのです。
もちろん男性がなぜそんな行動をしていたのかは謎です。
ティーン・ウルフ
マイケル・J・フォックスが主演の映画「ティーン・ウルフ」。
彼がオオカミ男の役をしているこのコメディ映画。
この映画のエンディングで観客席にカメラが向けられるシーンがあります。
そこで一番左にいるエキストラのズボンのチャックが開いているのです。
このエキストラの顔が見えないために
男性なのか女性なのかという議論が起きました。
ジュラシックパーク
スティーブン・スピルバーグ監督のパニック映画「ジュラシックパーク」。
恐竜が現代によみがえるという画期的なアイデアの映画で大人気になりました。
リング(アメリカ版)
日本で大人気を博したホラー映画「リング」。
この映画をリメイクしたハリウッド版で、それは映りこんでしまいました。
アメリカ版の貞子がテレビから這い出てくるシーンで有名ですね。
この映画の後半にレイチェルとノアが息子のエイダンを
寝かしつけようとしたシーンで
彼らの後ろの暗闇に何かが潜んでいたのです。
月明かりに照らされた窓に黒い人影が映っていたのです。
チャーリーとチョコレート工場
ジョニー・デップが主演したファンタジー映画「チャーリーとチョコレート工場」。
ジョニー・デップは本当に色々な役をこなす名優ですね。
そのアクシデントは映画の前半、
食いしん坊な子供がキャンディーショップに訪れたときに起こりました。
店主がカウンターテーブルの扉を開けたとき、
1人の女の子のあごにカウンターがぶつかってしまったのです。
しかしシーンはそのまま撮影され本編に流れることとなりました。
バッドボーイズ
1983年に製作されたショーン・ペン主演の映画「バッドボーイズ」。
この映画でショーン・ペンはオーディションで
主役をトム・クルーズ、ケヴィン・ベーコンらと争いました。
シカゴの少年刑務所に送られた不良少年の悲劇と
所内の殺伐とした抗争劇を生々しく描いている映画バッドボーイズ。
この映画の中で主役のショーン・ペンとライバルが喧嘩するシーンがあります。
そこで2人が闘っている映像にカメラマンがはっきりと映っています。
編集の段階でなぜ誰も気付かなかったのでしょうか。
バックトゥザ・フューチャー3
1990年のロバート・ゼメキス監督、
スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮のSF映画「バックトゥザ・フューチャー3」。
「バックトゥザ・フューチャー」シリーズ3部作の3番目で完結編にあたります。
マイケル・J・フォックスが主演の映画を取り上げるのは
ティーン・ウルフに続きこれで2回目になりますね。
この映画の後半、ドク・ブラウンがマーティーと
ジェニファーに話しかけているシーンでそれは映ってしまいました。
彼らの後ろにいる男の子が、股間を触っています。
もしかしたらこの男の子はトイレを我慢していたのかも知れません。
ブレイブハート
1995年のアメリカ映画でメル・ギブソン主演・監督の「ブレイブハート」。
スコットランドの独立のために戦った実在の人物
ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史映画です。
アカデミー音響効果賞・アカデミー作品賞・アカデミーメイクアップ賞・
アカデミー監督賞・アカデミー撮影賞を受賞した映画ブレイブハート。
13世紀のスコットランドを舞台にしたシーンにもかかわらず、
ベースボールキャップをかぶった、
おそらく撮影スタッフであろう男性が映り込んでいます。
さらに別のシーンではウォーレンスの後ろに
13世紀にはなかったはずの車が映り込んでおり、
戦いのシーンでも白い車が映っています。
こうして改めて見るとかなりハッキリ映り込んでいますね。
普通に映画を観ていたら気付かなかったかも知れません。
これらを見つけた人がすごいのか
あるいは編集段階で気付かれなかったのがすごいのか・・・。
いずれにしても貴重なミスですね!