78年間続いた座高測定が廃止された理由…
衝撃的だと話題に…
1937年から昨年の2015年まで
78年の長きに渡り測定され続けてきた「座高」。
しかし、2014年に改正された学校保健安全法施行規則、
2016年4月から行われなくなった健康診断項目が2つありました。
一つは1958年(昭和33年)から行われていたぎょう虫検査、
そしてもう一つは1937年(昭和12年)から行われていた座高測定です。
今回はそんな座高測定がなくなった理由を紹介します。
78年間続いた座高測定が廃止された理由
1937年戦前から続いていた検査が昨年で終わったのである。戦後このシンプルな答えに70年以上も誰も気づかなかったのか。むしろそれを気づかせなかった座高測定器に拍手を贈りたい。 #illustration #イラスト #座高検査廃止 pic.twitter.com/DC4NLSPo1L
— 仲里カズヒロ (@Poolie82) January 12, 2016
引用:https://twitter.com/Poolie82/status/686803140574744577
長年に渡り日本人が行ってきた座高測定を廃止した理由が
「意味がないと分かったから」。
寝耳に熱湯でもかけられたかのようなこの理由。
そもそも何故座高測定が78年も続いたのでしょうか?
座高測定が行われていた理由
座高測定が行われていた理由は文部省によると
座高測定は戦時中の昭和12年、内臓の発育などを確認するために始まった。
戦後も上半身と下半身の長さのバランスを見ることで、
子供の発育状態が測定できるうえ、
学校に配備する机や椅子の高さを決めるのにも役立つとして続けられていた。
しかし机や椅子の配備に役立っているわけではなく
健康管理と座高の関係がわかりにくいため
「測定に意味がない」との現場からの声を受けて廃止となったとか。
ちなみに、昭和33年度の小学3年生と現在の小学3年生を比べると、
平均身長は6.8センチ、座高は2.2センチ伸びているそうで
足が長くなっていることがわかります。
ネットでの反応
・足が短いとわかって嫌な思いをする人が減る
・確かに座高を測って足長い、短いわかった所で意味ない
・座高測定器メーカーさんのお仕事無くなっちゃう
・皆が不要だと思っていても、続いているものを廃止するのは難しい
78年も続いてしまったものを辞めることは大変だったかもしれませんね・・・