潜水艦で90日間過ごすとどうなるのか?
思った以上に過酷だと話題に…
潜水艦の乗組員は一度潜れば1〜3ヶ月は太陽を見ることができず、
何より潜水艦内は狭いので窮屈な生活を強いられています。
そこで今回は潜水艦で90日間過ごすとどうなるのかを紹介します。
潜水艦での生活
潜水艦が潜っていられる期間は90日で
その間は太陽を見られないだけではなく、
潜水艦の場所を把握されないために恋人や家族とも一切連絡が取れません。
その以前にスマホも電波が入らないので
SNSやYouTubeもない生活です。
乗組員の勤務体制
乗組員の勤務体制は6時間ごとのシフト制で
6時間の任務後は自由時間が6時間、
睡眠時間が6時間で18時間のサイクルで生活しています。
次第に時間の感覚がズレていくので乗組員たちの生活スタイルは
乗組員たちは6時間おきに、1日4回の食事をします。
潜水艦内は昼は明るい白いライト、
夜はオレンジ色のライトにすることで
昼夜の区別をつけて生活のリズムを保っているのです。
潜水艦内での1人分のスペースは三段ベッドのわずか1台分しかなく、
寝返りを打とうとすると天井に腕が当たってしまうほど狭さです。
しかもそのベッドを何人かで共有していて
常に誰かが寝ているので大声で話したり、
ドアを大きな音で開閉するのは禁止されています。
潜水艦で90日間過ごすとどうなるのか?
こんな生活の中で乗組員は閉鎖空間での単純な生活から起きる
ブリキ病という精神疾患やうつ、神経症などにかかりやすくなります。
一般的に90日間で乗組員の10〜20%が精神的苦痛を訴えるようで
潜水艦では軍医の役割が重要視されています。
潜水艦に乗った心理学者によると潜水して60日を過ぎたあたりから、
メンタルに大きな負荷がかかり始めることが判明しています。
潜水艦内では節水しているため、
1日の水の使用量は1人あたり15リットル程度までと決められています。
お風呂はシャワーのみで、トイレからはひどい悪臭が放たれているので
艦内の空気は悪くなりがちです。
こんな生活を送っている乗組員たちの唯一の楽しみは食事です。
潜水艦内では乗組員のモチベーションを保つために
敏腕のコックが美味しい料理を提供しているのです。
潜水艦の乗組員になるには?
潜水艦の乗組員になるためには
狭い空間で長期間他人との共同生活ができるか、
精神状態だけでなく健康状態のチェックも厳重に行われます。
もし虫歯が1本でもあるとメンバーから外されてしまいます。
潜水艦の乗組員の給料は海上自衛隊の隊員よりも高給ですが、
その分心身ともに大きな負担がかかります。
仕事内容や潜水艦内での生活を考えるともっと欲しい!と思う
乗組員もいるかもしれません。
普段は知ることができない潜水艦の乗組員の生活は
思った以上に過酷でした。
こんな生活をしながら、日々国を守るために
活動している乗組員の方には頭が下がりますね。
ネットでの反応
・凄腕コックのモチベは誰が上げるんだろう
・自分には絶対できない仕事だな
・海上自衛隊員の皆様、いつも日本を守ってくれてありがとうございます
・閉所恐怖症だと無理