無害と思ってもすぐ病院へ行くべき症状6選…
ほんの数秒が命取りになることも…
皮膚を傷つけてしまうと、多少の出血であれば「かさぶた」になり、傷が塞がれます。
かさぶたは、血液中の血小板や赤血球が傷口に集まり塊になる現象です。
自然に剥がれ落ちる頃には、傷口が塞がれるという大切な人体機能です。
しかし、このかさぶたが体内にできていたらどう思いますか?
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傷口を塞ぐありがたい機能は「血栓」と呼ばれ、怖い存在になることもあります。
通常は皮膚同様、傷ついた血管を修復するために現れ自然に体内で溶けるものですが、
血液中の成分バランスが崩れていると血栓は溶けず、
血管の「ふた」になる場合があります。
これによって心臓近くでは「心筋梗塞」、
脳の近くでは「脳梗塞」を引き起こす可能性があります。
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また、脚にできた血栓が全身に送り出されると
「肺血栓塞栓症」の原因になることもあります。
血管内にできる血栓はさまざまな症状として現れます。
次の症状が現れていると血栓症になっている恐れがありますので
病院へ行くことをお勧めします。
脚に現れる症状
1.腫れ・むくみ
脚が腫れて痛みがある場合は脚の深い場所にある静脈が詰まっている可能性があります。
血栓で血管が詰まり、その先がうっ滞することで極端に腫れあがり痛くなります。
これはベッドから起きられない状態、妊娠中、長時間同じ姿勢の時に起こります。
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また片方だけむくんで見え、痛みや皮膚の色が悪い場合は
「肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)」を引き起こす恐れがあるので注意して下さい。
2.痛み
夜眠れないほどの痛みであったり少し触っただけで痛い場合は、
血栓が脚の静脈流に滞っている可能性があるので必ず病院で受診しましょう。
3、赤い線
脚の血管に沿って赤い線が現れた場合は血栓によって皮膚の静脈が塞がれている可能性があります。
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急激に浮腫が現れたり、熱を伴っている場合は注意して下さい。
胸に現れる症状
4.胸の痛み
息を吸うときに痛い、胸部に圧迫感や不快感がある場合は肺血栓塞栓症の症状です。
血液がせき止められ、肺動脈内の圧が上昇するために起こります。
5.息切れ
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気管支の収縮機能が血栓によって阻害され、
息切れや頻呼吸・呼吸困難が引き起こされることがあります。
6.激しい咳
突然に乾いた咳が続き、痰に血液が混じっている場合は肺血栓塞栓症の可能性が高いです。
全体的に赤い痰は、肺からの出血であることが多く注意が必要です。
血栓は血流が遅くなるとできやすくなります。
意識して脚関節を上げ下げするなどして動かし、マッサージをして下さい。
よく歩き、全身の血行を良くさせることも血栓症の予防につながります。
防げる病気は意識して予防に努めましょう。