セダンにリアワイパーが少ない理由…
意外と知られていないと話題に…



走る車を眺めていると車によってリアガラスのワイパーが付いていたり、
付いていなかったりするのはなぜだろうと思ったことはありませんか?

今回はセダンにリアワイパーが少ない理由を紹介します。

リアワイパーとは


リアワイパーとはその名の通り、リアウィンドウに設置してあるワイパーのことを指します。

このワイパーの機能は雨や雪など悪天候時に泥を巻き上げたり、
雪が積もったりなどした際にリアウィンドウを綺麗にする役割を担っています。

リアワイパー無しではリアウィンドウが泥などで汚れたままで後方が確認できません。

そんなリアワイパーは後方の状況確認のための大切な自動車パーツです。

ミニバンやワンボックス、ステーションワゴン、ハッチバックなど
トランクがなくて座席スペースとラゲッジルームが繋がっている車、
リアハッチやバックドアが付いている車にはリアワイパーが装備されています。

スバル車に場合、セダンでもリアワイパーを搭載していますが
国内で販売されているセダンのほぼ全てにリアワイパーが付いていません。

雨の日に水滴が付くのはどの車も同じです。

それなのにリアワイパーが付いていない車種も売られているのはなぜか・・・

そもそもワイパーを装備させる、させないの基準はどこにあるのでしょうか。

セダンにリアワイパーが少ない理由

セダンにリアワイパーが必要ない理由はリアウィンドウが汚れにくいからです。

リアウィンドウが汚れる大きな原因はリアタイヤからの泥水の跳ね上げなのですが
セダンにはトランクがあるため、窓が汚れることが少ないとされています。

言われてみればトランク部分が後ろに突き出ているセダンの場合、
後輪が跳ね上げた汚れはトランクの下に付着することになります。

もちろん後輪からの跳ね上げ以外にも窓が汚れる原因はありますが
リアウィンドウが汚れにくいということも納得できますね。

ちなみに実は車検にリアワイパーはいらないのです。

道路交通法のワイパーについての記載に以下のようなものがあります。

窓ふき器等の保安基準(第53条)
「自動車の前面ガラスには前面ガラスの直前の視野を確保できる
自動式の窓ふき器を備えなければならない」

文面を見て頂ければ分かるように後方のリアワイパーについての記載はありません。

つまり、車検基準の中にリアワイパーは含まれていません。

あくまで必須なのは前面ガラス用のワイパーだけなので
リアワイパーは取り外しても基本的には問題ありません。

基本的にはリアワイパーを取ってしまっても車検の合否には関係ないはずですが
車検にはいわゆるグレーゾーンというものがあります。

はっきりと合否を判断せず、検査員の裁量に任せられる場合があります。
これがいわゆるグレーゾーンと呼ばれるものです。

車検に必要のないリアワイパーは簡単に外せてスッキリとした見た目にできますが
雪が多く降る地域で運転される方は雪が積もることもあるので
後方確認のために必要になるので気をつけてください。

ネットでの反応

・1BOXだけどリアワイパーなんて使った事ないし

・雪降る地域は流石にリアワイパーないと事故る気がす。

・リアワイパーってあっても使わないなぁ。
ちな神奈川県民。

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