新生児のベッドに飾られた紫色の蝶々のステッカーの意味…
日本の病院でも導入して欲しいと話題に…



できれば経験したくないですが
生きていれば悲しい出来事は避けては通れません。

今回は新生児のベッドに飾られた紫色の蝶々のステッカーの意味を紹介します。

双子を出産した女性

イギリス人のミリー・スミスさんは待望となる双子のお子さんを宿しました。

しかし、幸せなニュースから2週間後、
退治の1人が無脳症だと診断されました。

無脳症とは脳が正しく形成されない先天性の欠陥で
原因は解明しておらず治療法もありません。

ミリーさんはこう語ります。

「お腹のエコーを見ていると嬉しくなるのですが医師は黙っていました。
私たち夫婦は何か問題があるのではないかと思い、
医師から告げられたのは『双子のうち1人の赤ちゃんは
無事に産まれても数分間だけしか生きられない』とのことでした」

それでもミリーさんは強くあるよう努力します。

病気の赤ちゃんの心配をする一方で2016年4月30日に出産を迎えました。

2人の可愛い女の子を出産し、
キャリー、スカイと名付けました。

「女の子が生まれた時、夫と2人で泣いたわ。
(双子の1人)スカイは泣かないし動かないと言われたのですから。」

スカイちゃんは当初言われていた時間より長く3時間生きました。

「私たちはスカイが生まれてからずっと抱きしめていました。
こんな悲しみを感じたことはなかったけど
スカイが私たちと一緒に過ごすために戦ってくれたことを誇りに思っています。」

4週間ほどが経ち、この間に3組の双子の赤ちゃんが生まれました。
ある双子の子を産んだ母親がこう言いました。

「双子じゃなくてラッキーだったわね!」

「その瞬間、私の心は張り裂けそうになりました。」

もちろんミリーさんも悪気があって言ったのではないことは
わかっていますが深く傷つけました。

しかし、この女性の一言でミリーさんはあることを思い付いたのです。

紫色の蝶々のステッカーの意味

ミリーさんは紫色の蝶のステッカーをデザインしました。

どんな意味があるのかと言うと
ここにいる赤ちゃんには兄弟がいたことを示し、
一緒に産まれた赤ちゃんが1人生き残れなかったことを意味します。

「男の子でも女の子でも使えるようにと
飛んできて羽ばたいていった赤ちゃんを
蝶のように感じたので蝶を選びました。」

ステッカーに多くの人が賛同しました。

そこでミリーさん夫婦は妊娠中または出産時に赤ちゃんを失った両親のために
Skye High財団を設立しました。

募金した人には下記の言葉の書かれた蝶々のステッカーが送られます。

「一緒にいなくてもきっとどこかにいるよ。
天国まで飛んでいったのかな。」

ミリーさんは

「私自身がこの経験をしたからこそできる手助けがあると思っています。
サポート、カウンセリング、葬儀にも費用がかかります。
だからSkye High財団を設立したんです。」

双子のキャリーちゃんはその後も元気に育っています。
スカイちゃんの分まで長生きして欲しいですね。

ネットでの反応

・今後、チョウを見る目が変わりそうです。
たとえ一瞬であっても生きたという事実は確かなことなのですね。

・日本の病院も導入して欲しいと思います。

・文化人類学を勉強していた時に学んだんだけど、
蝶って人の魂を表す生き物らしいね。
このお母さんはそういう知識を持って蝶を選んだわけじゃなさそうだけど、
人間の考え方に共通してる部分なんだろうね

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