トラックやバスにMT(マニュアル)車が多い理由…
意外と知らないMT車のメリットが話題に…
トラックやバスにMT車が多い理由
現在ではめっきり数が減ってしまったMT(マニュアル)車。
農作業等に用いられる軽トラックのほとんどがMT車です。
AT(オートマ)車の軽トラが少ないことには
何か理由があるのでしょうか?
そこで今回は軽トラックにMT車が多い理由について紹介します。
車両価格が安い
まずは車両価格の問題が考えられます。
農作業車や社用車として軽トラックを求める人にとって
余計な機能など一切必要なく、
少しでも安く購入することが重要視されます。
よってAT車よりも少ないコストで生産が可能で
より安く販売されるMT車の需要が必然的に多くなります。
![](https://kwsklife.com/wp-content/uploads/2018/11/vsl-5.png)
実際に軽自動車の販売サイトを見ると
やはりMT車の方がAT車よりも
10〜20万円ほど安価で販売されています。
燃費が良い
MT車はギア操作によってドライバーが
エンジンの回転数を自由にコントロールできるため、
無駄がありません。
一方、AT車はMTに比べ、
動力伝達効率が低下するため
速度が上がれば上がるほどそれが顕著になり、
当然ながら燃費も悪化します。
![](https://kwsklife.com/wp-content/uploads/2018/11/vds-3.png)
エンジンブレーキ性能
農作業に用いられる機会が多い軽トラックですが
農村地域には山道をはじめアップダウンが激しい場所が多く、
このこともAT車に対してMT車が有利な理由の一つと言えます。
![](https://kwsklife.com/wp-content/uploads/2018/11/cvdsl.png)
下り坂ではエンジンブレーキを使用する必要があるため、
その効きが弱いAT車は圧倒的不利になります。
故障が少ない
手動でギアを操作するMT車は内部の構造がシンプルであるため、
コンピュータ制御で運転するAT車と比べて故障が少なくなります。
日常点検で不具合も早めに察知できるため、
長く乗れるという点でランニングコストが優れています。
走行性能の問題
ATの軽トラックは走行性能に問題があります。
軽トラックである以上は積荷により
ある程度の負荷がかかった状態での走行を前提に
ギア比を設定する必要があります。
まして、ATはMTに比べ動力伝達効率が低下するため、
ある程度速度を出すとエンジン回転数が
激しく上昇してしまうことが大きなデメリットとなります。
一方、MT車であればギアを5速まで設けることが可能で
大きな力が必要な場面では1〜2速、
普段の走行では4〜5速と状況に応じたギア比の選択ができ、
スムーズな運転ができることからMT車の方が
多くの人に選ばれています。
ネットでの反応
・自家用車として軽トラばかり5台乗り継いでいますが、
全てパートタイム四駆のMTです。
MTならスタックからの脱出が容易で、高速走っても静かです。
以前レンタルのAT車に乗りましたが、
あまりにつまらなくて30分で返却してしまいました。・英国では未だにMTが多いんです理由は
価格が安い、燃費がいい、故障しても押し掛けできる、
ギヤーボックスが安い、運転していて面白い、
確かにMT車は運転していて体にフィットしてる感じがします。・MTで4WDデフロック付なら、
スタックした時にも脱出できる確率が上がるしね。