大型トラックの緑の3連ランプの意味…
1999年に廃止された理由とは…




かつて大型トラックの運転席上部に緑色ランプが光っていました。
これには一体どんな意味があったのでしょうか?

最近、めっきり見かけなくなりましたね。

以前はこの緑の3連ランプ装備が義務付けられていましたが
1999年に廃止されています。

なぜ、廃止されてしまったのでしょうか?
今回はそんな大型トラックの緑の3連ランプについて紹介します。

大型トラックの緑の3連ランプの意味

この大型トラックの運転席上部の緑色ランプは
正式名称は速度表示装置と言いますが、
速度表示灯と呼ぶこともあります。

前方から走ってくる緒方トラックのスピードを周囲の車に知らせ、
安全性の注意喚起を行うために取り付けられています。

というのも大型トラックはその大きさのため
どれくらいの速度で走行しているのかがわかりにくいのです。

それを他の車両や歩行者にもわかりやすく示すために
取り付ける義務が生まれたのです。

速度表示灯の読み方

緑の3連ランプには光る順番というのが決まっています。

停車時にはランプは消えています。

右側のランプが一つ点灯すると
40km/h未満の速度を意味しています。

左側と右側のランプが二つ点灯すると
40km/h以上60km/h未満の速度を意味しています。

3つ全てのランプが点灯すると
60km/h以上の速度を意味しています。


廃止された理由

廃止となった主な理由は2つあります。

1

速度表示灯は日本独自の制度だったため、
大型トラックを輸入した際でも
わざわざ速度表示灯を取り付けなければならないので
輸入の弊害になること。

2

この制度を知らない人があまりに多く
ほとんど役に立たなかったということ。

教習所でも教わることがなかったですし、
なぜもっとPRしなかったのでしょうか・・・

代わりに導入されたもの

速度表示灯が廃止になってしまった代わりに
大型トラックはスピードリミッターの搭載が義務付けられました。

このリミッターを搭載したトラックは90km/hに到達すると
燃料の供給がされなくなるというものです。

ちなみに大型トラックのスピードリミッターが義務化されたことで
車種別追突事故発生件数は約47%も
減少しているというデータが出ているそうです。

この速度表示灯は1967年に制定され、
1999年に廃止されるまで32年間続いた制度です。

緑の3連ランプの装備義務がなくなってから
もうかなり経ちますので最近見かけないはずです。

もし、街中で見かけることがあったらかなりレアなので
思わず拝みたくなってしまいますね。

ネットでの反応

・一般道でランプ3つついていると速度違反だってすぐにわかったよねー

・懐かしいですね。
これを搭載してる車輌を見かけたら少なくとも
もう20年経過してることになりますよ。
レトロに飾ってあるトラックには
まれに持ち主さん自ら取り付けてあるものもありますよ。

・真ん中のランプつかないようにしてるトラック多かったなw
高速でバレバレww

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