非常口マークの色の違いの意味…
意外と知らないと話題に…



マンションの廊下やお店、ホテル、学校等、
どこにでもある非常口の電光灯は誰もが見たことがあると思います。

実は非常口のマークは二種類あります。
白地に緑で描かれているものと緑地に白で描かれているものです。

この非常口のマークの色が違うのはなぜかご存知でしょうか?
今回はそんな非常口マークの色の違いの意味を紹介します。

非常口マークの色の違いの意味

緑が背景の非常口マーク


緑が背景の非常口マークは避難口誘導灯と呼ばれ
非常口の場所を示しています。

このマークが緑色をしているのには理由があります。

赤色の炎があがった際でもよく目立つのが緑色です。
色相環において緑色は赤色の反対側にある補色となっています。

補色の組み合わせにはお互いの色を引き立て合う相乗効果があるため、
炎の中でも緑色は見えやすいのだと言います。

ちなみに非常口マークの色や明るさについては
消防法の誘導灯及び誘導標識の基準で細かく規定されています。

白が背景の非常口マーク


白が背景の非常口マークは通路誘導灯と呼ばれ
非常口までの通路や経路を示しています。

矢印が付いているのは通路誘導灯となるので
色は白がメインの非常口マークとなります。

ちなみに白色がベースの通路誘導灯は
停電時などの照明としても力を発揮します。

非常口マークの豆知識

非常口のマークの人型には実は名前が付けられており、
ピクトさんと呼ばれています。

ピクトさんの名称は「ピクトグラム(pictogram)」
つまり絵文字に由来します。

この非常口マークのデザインが生まれたのは1970年代後半。

生みの親は日本人でグラフィックデザイナーの太田幸夫さんらにより
手がけられたものでISO(国際標準機構)に採用されています。

ちなみに飛行機には非常口座席がありますが
飛行機の非常口の基準は非常口から90秒以内に
乗客全員が脱出できるという厳しい基準をもとに
設置規定が設けられています。

また、実はバスにも非常口があります。
バスは一般的に出入り口が日本の場合は左側のみとなっています。

これは日本の道路交通法で左側通行が義務付けられているためです。
バスの非常口は通常右側後部に付いています。

いざという時のためにこの色の違いを知っておくと安全ですね。
ぜひ周りの人たちにも教えてあげてください。

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