日本初のコンクリートダム撤去…
その結果、驚きの効果が・・・
日本初のコンクリートダム撤去
熊本県南部を流れる球磨川にある
県営荒瀬ダム(八代市)は1955年完成した発電専用ダム。
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高さ25メートル、幅約211メートル、
総貯水容量約1014万立方メートルの重力式コンクリートダムです。
ダム撤去の動きは2002年に潮谷義子・熊本県知事が
県営荒瀬ダムの撤去を表明したことで始まりましたが、
その後に二転し、2012年から撤去工事が開始されました。
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2015年にはゲートの一部が撤去され、川の流れが完全に変わりました。
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そして2018年3月に全ての撤去工事が完了。
全国で初めてのダム撤去となりました。
ダム撤去の結果
荒瀬ダムができる前の川を知っている自治会の方は
「川が蘇った」と喜び、こう言います。
「子どもの頃は泳ぎながら喉が渇いたら、川の水を飲んだ。
ダムがある時代は夏場になるとダム湖が
しょうゆを流したように茶色になり、においがした。
今は昔の川に戻りつつある」
雨の少ない夏場には、放水されないためダム湖はよどみ、
悪臭が漂っていたのだとか。
川に生息する生物の種類は増え、
アユの漁獲も増えるなど様々な生物が生息しやすい環境になっています。
川遊びやゴムボートで川を下るラフティングを楽しむ人も増えていて
地元では「日本で最初にダムを撤去した町」として地域おこしも開始。
熊本県は荒瀬ダムの一部を遺構として遺し、
展望スペースなども整備していく予定だそうです。
治水や飲料水確保に必要なダムは別にして、
老朽化して不要になったダムは今後撤去の流れになっていくかもしれません
ネットでの反応
・老朽化は止められないから作ったらいつかは必ず撤去しなきゃなんだよ
・発電目的のダムで水害の影響はないからな
・川底に堆積してた砂や砂利はいまも撤去し続けてるぞ
・似たようなダムで放置されてるのが地方には結構あるぞ