癌を疑うべき危険なサイン…
この症状が出たらすぐに病院で検査してください…
今や日本人の2人に1人が癌にかかり、
癌にかかったら3人に2人が亡くなっているそうです。
早期発見すればほぼ助かるのですが
なぜそれほど致死率が高いのでしょうか。
それは基本的に癌はかなり進行するまで自覚症状がなく
気付いた時には手遅れというのが非常に多いからです。
癌の初期症状を知って早期発見をすることが非常に重要です。
今回は癌を疑うべき危険なサインを紹介します。
腫れ物に注意
癌は悪性腫瘍と言われるように腫瘍=腫れ物として身体に現れ、
約8年をかけて1cm程度まで肥大化します。
このくらいの大きさなら身体の深部にできても自覚症状はまず出ませんが
例えば甲状腺癌なら喉の前部にできたデキモノとして気づき
大腸癌なら腫れ物が閉塞症状を引き起こし、便通異常を引き起こします。
二の腕の痺れ→肺癌
60代のデザイナーC氏は咳き込むことが増えた上、
右手の二の腕が痺れから痛みが発生しました。
最初、筋肉痛だと勘違いし湿布を貼り続けたが治らず近所の整形外科へ。
しかし、骨や関節に異常はなく呼吸器科を受診し、
肺がんと診断を受けました。
肺の最上部に当たる肺尖部にできた肺がんだと
しつこい咳や息切れに加え、
神経が圧迫されて二の腕に痛みが出ることもあるんです。
酒が弱くなった→肝臓癌
年齢だからと言い訳してスルーしてはいけません。
これも大事なサインです。
暴飲暴食が脂肪肝を生み、アルコール性肝炎、
そして肝硬変へ移行し、肝機能が低下。
重症になると腹水(腹に水が溜まった状態)
黄疸(両目の下が黄色くなる)に至り、肝臓癌を併発していることもあります。
沈黙の臓器と言われる肝臓なだけに倦怠感、食欲不振、
お腹の張りといった些細なサインも見逃してはいけません。
便がおかしい→大腸癌
今井雅之氏が患ったのがこの大腸癌。
会社員のBさん(40代)はある日、
トイレで自分の便の色がおかしいことに気づきました。
しかし、痔主ではなく痛みもない。
最近、便秘気味で便が細くなった気もする。
そんな症状が1週間異常続き、
心配性のBさんは病院を受診し、大腸癌が発見。
大腸に異常があるとこうした症状が出ます。
ただし、血便に関しては初期段階では目に見える血便ではなく
潜血といって目には見えない血便のケースがほとんどです。
また、下痢がち、快便すぎる方にも大腸癌が発見されるケースが多々あります。
便がおかしいと思ったらすぐに検査が必要です。
声がかすれる→食道癌
カラオケが趣味のトラック運転手Fさん(50代)ですが
声がかすれてうまく歌えなかったそうです。
風邪か扁桃腺が腫れたとか病院で受診したところ、食道癌が判明。
声がかすれるのは食堂のすぐ横に声を調節する神経があり、
これが食道癌に壊された結果です。
食べ物を食べるとしみることだったり、
つかえるような喉の違和感があることもあります。
無論、声がかすれがちなら喉頭癌の疑いもあります。
ゲップ、おならが多い、臭い→胃癌
今いくよさんが闘病していたのがこの胃癌。
胃が張る、吐き気がする、タール便が出るといった
わかりやすい腹痛シグナルに加えて押さえておきたいのがゲップとおなら。
がん細胞が膨らみ、周囲を圧迫し、少しの空気でも外に出そうとするんです。
ちなみにそのゲップはとても強烈な臭いです。
腹痛→前立腺癌
残尿感、頻尿などの症状から前立腺肥大を疑っている人が注意したいのが前立腺癌。
歳のせいからくる腹痛だと思っていたら実は前立腺癌が
骨に転移していたというケースもあります。
みぞおちの不快感→すい臓癌
アップル社の共同設立者のステーブ・ジョブズ氏が患ったのがすい臓癌。
初期段階で見つけるのは非常に難しいというが
進行する前段階での予兆があります。
みぞおち、胃の不快感が出るそうです。
なんとなく怠い、背中が痛いなどの不定愁訴が早期症状に該当します。
なかなか自覚しづらいサインなので時々思い出してみてください。
異常なしの判定にほとんどの人は安心してしまう
癌検診を1度受けて異常なしの判定が出るとほとんどの人は安心してしまい、
その後ずっと大丈夫だと思って放ってしまいがちです。
ところが数年後、何かのきっかけでがんが発見され、
かなり進行していたというケースは決して珍しいことではありません。
このように癌はわずか1〜2年の間に発病して進行し、
場合によっては治癒が難しい状況に陥る厄介な疾患です。
つまり、癌検診を1度だけ受けても不十分で定期的に受けることが欠かせないのです。
稀に癌が存在するものの発見できなかったというケースもあります。
例として大腸癌の検診でよく行われている便潜血反応検査は必ずしも万能だとは言い切れません。
現状では癌が陽性であるにも関わらず、
そのうちの13%程度は陰性と判定されるのです。
こうしたことを防ぐためにも毎年癌検診を受ければ
癌が進行性のものであったとしても手遅れになるような事態を防ぐ可能性が高められるのです。
癌検診は必ず受けましょう。