衆生救済のため焼身自殺の僧侶…
遺灰から信じられないものが発見される…
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宗教家・信仰者が自らを犠牲にして
人々の命を救った話は世上多く語られています。
今回はベトナムで起こり、
衆生救済のため捨身した男性の話を紹介します。
自分の命を捧げる自爆テロなど
目的のためなら「死ぬ」ことも厭わない出来事が世界では多く起こっています。
なかには抗議をするために自分の命を捧げる人も・・・
衆生救済のため焼身自殺の僧侶
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ベトナムにあるホーチミン市で
1963年6月11日に衝撃的な出来事が起こりました。
ある僧侶が抗議のために焼身自殺を図ったのです。
そして、彼の遺骸に残されたものが衝撃的でした。
僧侶の名前はティック・クアン・ドックさん。
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ティックさんはこの日、
政府に対して抗議活動をするためにホーチミン市へ。
当時、少数派仏教徒は抑圧されていて
それに対する抗議活動をするためでした。
彼の行った行動は焼身自殺でした。
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ティックさんはすすり泣く学生に
ガソリンをかけさせてマッチを擦ったのです。
ティックさんは一瞬にして炎に包まれてしまいました。
その光景はこの世のものと思えないほど。
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燃え盛る炎の中で身もだえすることもなく
地面に座り続けるティックさん。
恐ろしく信じがたい光景を群衆は
ただただ見つめることしかできなかったそうです。
実際にこの光景を目撃した
ジャーナリストのデビッド・ハルバースタムさんは
「もう二度と見たくない光景です。
人間から炎が出ているのです。
僧侶の体は徐々にしなだれてしぼんでいき、頭は黒く焦げていきました。
周囲には人間の肉が焼ける匂いが立ち込めていました。
人間の体は驚くほどあっという間に焼けていくのです。集まってきたベトナム人たちが
私の後ろですすり泣くのが聞こえてきます。」
と語り、そしてこう続けています。
「何もできなかった。
私はあまりにショックを受けてしまい泣くことができず、
頭が混乱してメモを取ることもインタビューすることもできず、
気が動転していて何か考えることもできませんでした。焼けている途中、僧侶は微動だにせず
声を上げることもありませんでした。
背筋をまっすぐに伸ばしたその姿勢は
周囲で泣き崩れる人たちと対照的でした。」
遺灰から信じられないものが発見される…
その後、ティックさんの亡骸をきちんと火葬すべく、
移動させようとした人々が見たものは
焼け残ったティックさんの心臓でした。
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この心臓は強靭な意志と慈悲のシンボルとして、
現在も博物館に保管されています。
ティックさんの身を呈した行動によって
政府に対する世間の圧力が強まった結果、政府は規制を緩和して
少数派仏教徒の代表者たちと交渉を開始したそうです。
自殺は悲しい出来事ですが
結果的にティックさんの行動が活かされることになりました。
現在でもベトナムのフエ市に
ティックさんが自殺する当日まで乗っていたスカイブルーの車と
ティックさんの遺体が安置されています。
ネットでの反応
・こういった犠牲があっていまの生活が成り立っているんだね・・・
・実際に生で見たらトラウマで人生オワタレベル。
・これは政府が無能すぎる