DVをした主人は翌日、花を買ってきました…
パリで掲載されたDVのポスターが恐ろしい…



パートナーから肉体的・精神的に危害を加えられるDVは
日本だけでなく世界的な問題です。

とある女性がパリの警察署に貼られていたポスターについてツイッターで紹介したところ、
36000件を超えるリツイートが行われるほどの注目を集めました。

パリで掲載されたDVのポスター

引用:https://twitter.com/atsukotamada/status/732082675230498816

パリの警察署に貼られていたDVのポスターの内容が忘れられない

御主人に殴られた翌日、御主人は花を買ってきました。
あなたは御主人を許しました。
再び殴られた翌日、再び御主人は花を買ってきました。
最後に殴られた日、友人全員があなたに花を贈りました。
その日はあなたの葬儀でした。

フランスらしいオシャレ感の漂う散文のような文章ですが、
内容は非常にやりきれないものです。

DVの被害者には特徴があると言われています。

警察や行政が介入し、
暴力をふるう配偶者や恋人から被害者を一旦引き離しても
また加害者の元に舞い戻ってしまうケースが多いのです。

また、加害者の方も殴っているときは冷静さを失っていても
次の日になると、花を買って優しく謝りに来たり…。

このやり取りがいつの間にか加速して
最悪の場合はこのポスターのように悲惨な結末を迎えることになります。

DV被害は自分自身では気が付きにくいものとも言われています。

日本での被害も増加傾向に

実は日本国内でもDVの問題は年々深刻化しており、
警察庁が2001年以降まとめているDVの被害件数は右肩上がりで上昇しています。

2015年のデータではDV被害は前の年から6.9%増の6万3141件でした。

DVで実際に摘発された人は8006件でこれは前年比プラス14.5%です。
またDVに関わる殺人・殺人未遂は99件、傷害致死は2件という
大変痛ましいデータが公表されています。

DVをする人の共通点

実はDVをする人には共通した傾向があるそうです。

・避妊に協力しない
・一方的に性交渉を強制する
・人間性を否定するような言葉を発する馬鹿にする、怒鳴る
・何を言っても無視する
・24時間、常に行動を把握したがり極端に束縛する
・携帯電話や手紙、メールの内容をチェックする
・物を投げつける
・殴る、蹴る、髪の毛をひっぱる

など。

当てはまる項目がある場合、相談を検討してください。

ネットでの反応

・許す優しさも大事だけど、許さない勇気も大事なんだよね。
何を許すべきで何を許さないべきなのか…難しいね。

・今、DVで悩んでる人いたらすぐに助けを求めて欲しい。
これDVかな?って自分が疑った時点でDVなんだよ。
日本もこれくらいのポスター貼ってほしいな…

・すごくリアリティあるポスター。
DVくらいでまさか死なないでしょ?
DVなんて夫婦喧嘩のちょっと行きすぎたくらいでしょ。
なんて言ってる間に人は簡単に死んでしまいます。
虐待も同じ。
てか、子どもならなおさら。

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