小さい頃、ガムを飲み込んだら
ガムの木がお腹から生えて来るとか
ガムが何年間もお腹にくっついたままになるとか
聞いたことある人も多いと思います。
いずれにしてもガムは飲まない方がいいと教えられてきたはずです。
しかし、それは本当なのでしょうか。
今回はガムを飲み込んだらどうなるのか?を紹介します。
食べ物を飲み込むと体はどうなるのか
普段食べ物を噛んでいると唾液が出てきます。
唾液の中には酵素が含まれており、
咀嚼するのに合わせて食べ物を分解しようとします。
その後、食べ物を飲み込むと胃の中のたんぱく質と酵素が
さらに細かく食べ物を分解し、必要な栄養素だけが腸で吸収され
必要ないと判断されたものは排泄されます。
しかし、ガムはどれだけ噛んでも唾液を含ませても分解されません。
ガムは口に入った時点ですでに異物なのです。
そもそもガムは何で出来ているのでしょうか?
ガムは何で出来ているのか
ガムの原料はサポジラという木の樹液から取った
チクルという天然樹脂が使われています。
これは少し昔の話で現代のチューインガムにはチクルの特徴を持った
プラスチックの仲間である酢酸ビニル樹脂が使われています。
この酢酸ビニル樹脂を元にガムベースを作り
そこに甘味料と香料を加えるとチューインガムが出来るのです。
したがってガムを飲み込むということは
プラスチックのようなもの(酢酸ビニル樹脂)を飲み込んでることになります。
そう聞くと体に悪そうですね。
ガムを飲み込んだらどうなるのか?
このプラスチックもどきのガムを飲み込むと
体はそれを排出しようと働き始めます。
筋肉の収縮によって飲み込まれた食べ物は
ガムだろうがよっちゃんイカであろうが消化管の中をスムーズに下っていきます。
この時にガムの粘り気によって
腸内にへばりつくのではないかと不安になりますが、
体内は暖かく湿っているのでガムは柔らかくなりスムーズに流されていきます。
そして、最終的には排泄物として排出されます。
しかし、たくさんのガムを飲み続け
運命のいたずらにより腸内に引っかかったとすると
ガムは油分で溶けるという特性を持っているので
チョコレートや焼肉、ピザや唐揚げ定食等でも食べれば溶けてなくなるようです。
つまりガムが体内にへばりつくことはありませんし、
二郎系ラーメンなどの油分の多い食べ物を食べれば溶けてなくなります。
そのため、ガムは飲み込んでも大丈夫ということです。
ガムを飲み込んで起こった病気や事故はありませんし、
二郎に行けば全て解決です。
「ガムを呑み込んだら二郎に行こう」
と覚えておくと良いかもしれません。
ネットでの反応
・何日かガムしか食わなかったら、ウ○コじゃなくてガムしかでてこないのかな?
・関西やったらな二郎じゃなくてガムを飲み込んだら天下一品に行こうってなるんやで。
・保育園からずっと飲んでるけど…
・昔間違って飲み込んじゃって親に背中にくっつくと言われて
椅子と背中がくっつくと勘違いして泣きました