土星のリングの正体…
実は奇跡的条件が重なってできたモノだった…



周りを取り巻くリングがトレードマークの土星。
太陽系の惑星の中でもおなじみの存在ですね。

あのように綺麗なリングを一体どうやって保っているのか
不思議に思ったことはありませんか。

今回は謎に包まれた神秘的惑星
土星のリングの正体を紹介します。

謎に包まれた神秘的惑星・土星

土星のリングは数十億に及ぶ氷と岩石の集合体で複数の層で構成されています。

これまで発見された順にアルファベットの名前が付けられてきました。

そして、土星探査機カッシーニによって撮影された写真から
それまで9つだと思われていた土星のリングは
実は30以上存在していたことが明らかになったのです。

太古の昔、土星の惑星が彗星などの衝突によって破壊され
その残骸が土星の引力によって引き寄せられリングが軽されたと言われています。

なんだかロマンを感じますね。

地球外生命体の存在

土星の衛星エンケラドスはその表面から水蒸気と氷を噴出していて海の存在が確認されています。

それは地球の海底の熱水噴出に似ており、
まさに地球に生命が誕生する条件となった環境に非常に近いことがわかりました。

今ではエンケラドスに地球外生命体が存在する可能性は極めて高いと言われています。

科学の進化でそれまで解明されなかった事実が次々に明らかになっていくのはワクワクしますね。

土星のリングの正体

土星には複数のリングが存在しますが
土星の周りを回る速度はそれぞれ全く異なるそうです。

つまりそれぞれが完全に独立したものだということ。

土星の一日は短く、10時間33分で1回転します。
実はこの速度こそがリングを形成するカギなのです。

この速い回転速度によってリングの形が維持されているというわけです。
そしてそのリング、実は土星から28万kmも離れているのだとか。

このように土星のリングは色々な条件が奇跡的に重なることによって成り立っていたのです。

土星のリングから彗星が衝突した痕跡が確認され
研究者はそこからその歴史を調べることができました。

土星探査機カッシーニは着陸する際、FリングとFリングの間を飛行・偵察し、
土星と衝突することでそのミッションを終えました。

土星のリングとリングの間に閉じ込められ、
軌道が固定されてしまった小さな惑星も存在すると言います。

そして、地球のように雷や台風などの自然現象も起こり、
土星で起きた雷に反射し、リングが光輝いて見えることもあるそうです。

土星の観測は20倍望遠鏡があれば可能だということですので覗いてみたくなりますね。

リングと衛星の誕生

最近、土星から約1千万km離れた場所で新しいリングが発見されました。

これは非常に大きく27度傾斜しているそうですが
他のリングとは逆方向に回転していることが明らかになりました。

土星の衛星はそのリングにある岩石や
他の衛星との衝突によって生まれることがわかりました。

こうして新しい衛星が次々と誕生しているのです。
そして、今後も増え続けることでしょう。

リングのその構造を知れば知るほど奇跡的条件が重なって維持されていることに気づかされます。

土星に生命体が存在することも十分に考えられるのではないでしょうか。

まさに宇宙そのものが神秘的で想像を超えた存在であることは間違いないありませんね。

ネットでの反応

・ほぉー!!ウルトラマンなら土星を間近で見れるのになあって感じました

・土星ってかなり不思議かつ地球に似た惑星なんだね

・土星は地球の9倍あるんだよね。
宇宙って不思議。

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