セーラム魔女裁判で行われていた魔女を見分ける方法…
群集心理は恐ろしい…


セーラム魔女裁判とは

セーラム魔女裁判という言葉を聞いたことはありますか?

セーラム魔女裁判とはアメリカのマサチューセッツ州セーラム村
(現在のダンバース)で1692年3月1日に始まったおぞましい裁判のことです。

それでは200名近い村の女性が魔女として告発され、
19名が処刑され、1名が拷問中に圧死、5名が獄死しました。

理不尽な妄想、まったく根拠のない、このおぞましい裁判は
厳格主義に煽られた集団ヒステリーの暴走の例として著名となっています。

魔女を見分ける方法

魔女のレッテルは貼られた女性たちは残酷で痛ましい方法で裁判にかけられ、
その罪が証明されていました。

今回はそんなセーラム裁判で行われた
魔女であることを証明するために行った10の証明方法を紹介します。

実態のない証言


このタイプの証拠は夢や幻視の中である人物が
悪魔の命令に従って魔術を行うのを見たという告発者の主張に基づいています。

悪魔は姿をもつものであるとか
その本人の許可なしに体の中に入り込むことはできないという反論があるものの
この手の証拠はもっともらしいと思われている間は
告白された者を有罪にするのに十分でした。

悪魔のしるし

黒魔術を使うのを見たとされる魔女の容疑者たちは
全身に「罪のしるし」をいれているそうです。

告発の多くは死や病気が魔術によって引き起こされると信じられていたことから端を発していました。

これが裁判官に提出されて確かだと思われると
魔術にとりつかれている悪魔と盟約を結んだといった罪に問われ、逮捕につながります。

魔女のケーキ

ブードゥー教の取調べではライ麦と
魔女の邪悪な魔術に苦しんでいる少女の尿でできた魔女のケーキを犬に食べさせます。

すると魔女だとされている者は痛みに叫び声をあげるはずだそうです。

これは魔女が目には見えないが、
邪悪なものを具体化した自分の一部を送って犠牲者にたたり、
それが犠牲者の尿の中に現れるからだといいます。

そのケーキが魔女の分身となっているのです。

魔女の乳首

魔女の乳首のように冷たいという表現を聞いたことがあるでしょうか。

魔女の乳首とはほくろや痣、皮膚の珍しい傷跡などのことをさし、
魔女ならみんな(ほとんどどの人間も)持っていると言われていました。

これを針で突いても血が流れたりせず、
何も感じなければ被験者は魔女だとされました。

よく、針はわざとなまくらなものが使われたため、
何も感じないのを簡単に証明することができました。

人工物

告発された者の家を探し、
有罪判決の証拠として使える魔術につながる人工物を見つけます。

人形や薬の入った大釜、手相や星占いに関する本など。
また、空飛ぶ箒、しゃべる黒猫、とんがり帽子を持っているのも要注意でした。

主の祈り

告発された者は主の祈りをどもったり、
言いよどんだりせずに間違いなく暗誦できるかを試されます。

普通の人にとっても難しいことだが、
神の目の元では間違いは許されないこととされました。

また、知恵遅れの人や医学的なヒステリー症、
幻覚症の人に聖書を正確に読むことを強要したそうです。

接触

魔術に苦しみ、興奮している者が、
告発された者に触れられると急におとなしくなるそうです。
触った者はたいてい魔女であるとされます。

取りつかれた者の魂を蝕んでいた魔女の目から発せられるという邪悪な毒気が、
邪悪な宿主に戻るからだと言われています。

水に沈めて自白を強要

疑いをかけられても魔女だと認めようとしない者は
たいてい拷問によって自白を引き出されました。

その方法の一つは根を上げるまで繰り返し水の中に沈められることです。

圧迫

重い石で圧迫して自白を強要する拷問だが、
これではしゃべることはおろか、息をすることすらできません。

縛って水に沈める

告発された者は手足を縛られ、
重い石をつけられて水の中に放り込まれます。

体が水に浮けば魔女だと証明され、別の方法で処刑されます。
沈めば無実だということになるが、誰でも沈むに決まっています。

一人ではしないことも集団になればする。
宗教が絡むと本当に人間はなんでもしますね・・・

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