毎年5000人が死亡するビクトリア湖…
世界一危険な湖の不思議な現象が話題に…
ビクトリア湖とは
ビクトリア湖はケニア、ウガンダ、タンザニアに囲まれた
アフリカ最大の湖です。
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ナイル川の源流でもあるビクトリア湖には80以上の島が浮かび、
住民は漁業や湖岸の事業で生計を営んでいます。
ビクトリア湖と言えばナイルパーチが有名
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ナイルパーチはスズキ目アカメ科に属する魚類で
全長193cm、体重200kgの記録がある大型の淡水魚です。
アフリカ大陸熱帯域の川、塩湖、汽水域に分布し、生息します。
現地では商業上重要な食用魚で多くがヨーロッパや
スズキに似ていることからスズキ(ナイルパーチ)として日本にも輸入されます。
また、観賞魚としても人気が高い魚となっています。
世界一危険な湖
ビクトリア湖は日本の国土の3分の一くらいの広さで
深くて水温の温度差が大きいため、上空で天気が突然変わることが多く、
そのため、漁師が災難に逢うそうで世界一危険な湖と呼ばれています。
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地元当局によればビクトリア湖では
毎年約5000人が命を落としているそうです。
原因としては変わりやすい天候や通信インフラの未発達などが挙げられます。
ウガンダの水難救助機関はこの数字を引き合いに
「1平方キロメートルあたりの死者数で換算すると
世界一危険な水面であることはほぼ間違いない。」
と指摘しています。
天候がすぐに変わる危険な湖
ウガンダの気象学者、ハリド・ムウェンベさんは
赤道直下にあるビクトリア湖は水温が高いために嵐が発生しやすいと語ります。
「大量の雲が生じて雷を伴う強い嵐といったビクトリア湖独特の天候を引き起こす」
「危険な嵐になることもある」
とムウェンベさんは言います。
携帯電話を使った危険通報システムを構築中
携帯電話のメールを使った警報システムを試運転中。
漁業関係者に天気予報を配信して危険な状況から身を守ってもらおうという狙いです。
試験期間中の利用は無料で天気予報に加え、
危険が予想される悪天候についての警報、
被害を防ぐための対策といった情報を携帯電話に送信するそうです。
ビクトリア湖には人間を食べる恐れのある魚はいませんが
天候は荒れやすく、転覆の可能性が高いのと
アフリカ最大の大きさを誇る湖であることから
一度転覆してしまうと自力で岸までたどり着くのは困難です。
巨大な魚が釣れることで世界中から
フィッシングに訪れる人が多いビクトリア湖ですが、
ライフジャケットや連絡手段など自分の身を守るものが必要ですね。