シリア内戦で撮影された1枚の写真…
この少女のポーズの意味を知ると涙が止まらない…


シリア内戦で撮影された1枚の写真

2011年に開戦してから7年経った現在も続いているシリア内戦。

この戦争で総勢36万人もの死者を出し、
うち民間人は11万人にものぼっています。

テロも多方面で起きており、いつ自分がいる場所が
攻撃されるかわからない恐怖を抱え暮らしている住民。

そんなシリアで撮影されたある写真が全世界で話題を呼んでいます。

この少女のポーズの意味

一見すると可愛い少女が写っている普通の写真に思えるかもしれません。

しかしこの写真が海外掲示板に投稿されると
多くの人が胸を痛め涙を流しました。

写真に写った少女のこのポーズは
「敵への降伏」を意味するポーズだったのです。

おそらく敵にいつ買ったときはこうしなさいと
周りの大人に教えられているのでしょう。

こんなにも幼い少女が戦争におびえ、
そして向けられたカメラにも怯え暮らしているのです。

この写真を撮影したOsman Sağırlı氏は、
海外メディアのインタビューに対しこのように語りました。

「普通、子供を撮影しようとすると普通は笑ったり、
隠れたりすることが多いが、
この子の場合は望遠レンズを恐らく銃だと勘違いしたのだろう。
写真に撮られると唇をぶるぶると震わせてすごくおびえていた」

この戦争で亡くなった民間人11万人のうち、
およそ2万人は何の罪もない幼い子供たちです。

2014年には3歳の少年が戦争の犠牲になり、
その少年が最期の瞬間に残した言葉に全世界が涙しました。

最期の言葉

開戦から3年後の2014年、
3歳の少年がシリア内戦の犠牲となり亡くなりました。

彼は消えゆく命の中で最期にある言葉を残しました。

「ぜんぶかみさまにいいつけてやるんだから・・・」

この印象的な言葉を残した直後に息を引き取ったのは、
上の写真に収められた3歳の少年。

この内戦が引き起こす痛みと苦しみ、人々の悲しみと怒り、
さらには背景にある不条理と矛盾までもが想起させる言葉です。

互いに傷つけあう人間に対して怒りと、
時に神を都合よく解釈し利用する大人たちへの疑問。

そして、不条理にも自らがもうすぐ死ぬという事実を悟っていた少年。

この言葉でシリア内戦の壮絶さが全世界に発信され、
そして世界中の人々が涙を流しました。

いつだって犠牲になってしまうのは何も力を持たない子供たちです。

今こうしている間にも多くの人が戦火の中で
命を落としていることを決して忘れてはいけません。

今では兵士に志願する子供まで出てきており、
これから更なる犠牲者が出ることが予想されます。

1分、1秒でも早くこの愚かな争いが
なくなることを心から願うしかできません。

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