ヒトから採取した精子を適温の水槽に入れて育てると…?
想定外の結果に…
ヒトの精子を適温の水槽で育てると…?
「ヒトの精子を適温の水槽で育てると熱帯魚のような白色の魚に成る」
京都大学の研究で明らかになったとのツイートが2015年11月にされると
大量リツイートされ一気に拡散されました。
この世紀の発見が最初に発表されたのは
実は2008年4月1日だったとのこと。
当時発表されていた内容がこちら
この発見をしたのは、京都大学の卯月一(うずきはじめ)教授ら。
そう、卯月一、うずきはじめ教授、だ。
この、熱帯魚のような魚は、プランクトンを餌に生き、
平均寿命は8年で、雄と雌にわかれ、子孫繁栄をするとのこと。卯月教授はこう語る。「ヒトの精子はひとつの生物。今の生態系の全面的な見直しが必要。」
この研究結果は、2008年4月1日に発表されたようだ。
4月1日に間違いないことは確かなのだ。引用元: fast-fasting.com/news_BdPezQ0IL.html
クドいほど4月1日を強調した上、卯月とは4月のこと。
つまり卯月一とは4月1日のことを指しているように、
これはエイプリルフールのネタとして発表されたものでした。
その発表日や卯月一教授の名前がなく、
さらにうなぎの稚魚の写真をつけて投稿したツイートなので、
ネタだと気づかなかった人がたくさんいたようです。
それを信じたのか面白がったのかわかりませんが、
大量リツイートされてしまったのです…!
ちなみに元の投稿は既に削除されていますが、
当時はネタを投稿した本人が驚くほどのリツイートだったようです。
理科教育の大切さがひしひしとわかる?
信じて肯定的にリツイートをした人も多かったため、嘆く人も…
ヒトの精子を適温で育てると魚になるっていう明らかなネタツイが1万RTを超え、肯定的にRTしてる人もいて、理科教育の大切さがひしひしとわかる pic.twitter.com/Xv5f99bWfP
— タビトラ (@tabitora1013) November 16, 2015
引用:https://twitter.com/tabitora1013/status/666157319596589056
ただ、元々はエイプリルフールのネタなのに、
その部分を書かずにわかりにくくした上に、
4月1日以外に投稿しては誤解を生じるのもしょうがありません。
理科教育というよりも、「京都大学発表」という
権威を信じてしまった人が多くいたのかもしれません。
こういうネタは、ネタだとわかるようにしないと
悪質なデマになりかねませんし、
場合によっては罪に問われてしまいます。
エイプリルフールでもデマはほどほどに!
ネットでの反応
・精子からうなぎの養殖できればいいのになー
・女の子はみんな魚食べてるってことになっちゃう!
・ネタだったの?自分の飼育したかったのに・・・
・これ、発見したのさかなクンじゃなく京大なの?
それは、信じるしかないじゃん!