サランラップの誕生秘話…
意外な開発源と語源に驚愕する…
サランラップの誕生秘話
今や食品の保存に欠かせないサランラップ。
世界初の合成樹脂ベークライトとして1900年代に登場します。
電子レンジで温めたり、おにぎりを握るのに使われたり、
使用用途が沢山あります。
コンビニのお弁当等もサランラップに包まれています。
食品の保存のために開発されたと思っている人が
多数を占めると思いますが
サランラップが開発されたきっかけは
実は思いもよらな事が発端だったのです。
サランラップは戦争の道具だった
サランラップの開発当初は
第二次世界大戦の戦場で使われていました。
主に銃や弾丸などの武器が雨に濡れたり、
湿気にさらされないように保護する役目として使われていたのです。
他にも兵士の水虫防止の為の靴の中敷や
蚊から身を守る蚊帳としても使われていました。
戦争が終わり、そこからフィルムに様々な改良が加えられ、
チーズの包装としての用途がプラスされ、
今日のように食品保存には欠かせないものとして改良されていきます。
ではなぜサランラップと名前がついたのでしょうか。
実は名前の由来には意外な事実があったのです。
語源は女性の名前が由来されていた
サランラップがナチュラルチーズの包装としか使われていなかった時代に
フィルム製造メーカーの職長「ラゾウィック」と「アイアンズ」という人物がいました。
その二人が妻とピクニックに出かけた際に
ラゾウィックの妻が夫の会社で開発したフィルムで
レタスを包んでいた事がきっかけとなりました。
「あなたそれ、とってもいいじゃない。私も欲しい」
とアイアンズの妻が言った事がきっかけとなり、
二人は「クリング・ラップ・カンパニー」
という会社を設立する事になります。
そこでサランラップの開発がされました。
この事からラゾウィックとアイアンズの妻
「サラ(sarah)」と「アン(ann)」と
包むの意味を持つ「ラップ(wrap)」をとって
サラとアンを包む「サランラップ」と名付けられたそうです。
つまり、開発者の妻が語源となったという事ですね。
サランラップの他にも現在では
開発当初の意図とは別の用途で使われている物が多数あります。
また、物には語源という物が基本的に存在します。
今では身近に使用されている物も歴史を見てみれば
意外な理由で作られ、意外な語源があって面白いですね。
引用:https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/products/saranwrap/history.html