過去に4回しか到達していない深海・マリアナ海溝…
地球上で最も奥深い場所が神秘的だった…




深海というフレーズから何を想像しますか?

今までに見たことがない珍しい生き物が生息していそうですが、
今回はその深海よりももっと深いマリアナ海溝について紹介します。

マリアナ海溝とは

北西大西洋のマリアナ諸島の東に位置するマリアナ海溝は
深海の深さが6mに対してなんと10.911mもあります。

マリアナ海溝の深さは地上で例えると
あのエベレスト山脈も超えてしまうほどなのです。

もし石を落としたら到達するまでに
1時間もかかってしまうというとんでもない深い場所で
このマリアナ海溝は一体どのようにしてできたのでしょうか?

マリアナ海溝は1875年にイギリスの
チャレンジャー号によって初めて発見されましたが、
科学者たちによるとここ何百万年かけて起きた
巨大な地質変動により作られたものであると推測されています。

地球は巨大な駒のように自転していますが、
年に数cm程度、自転極が移動する傾向が確認されています。

マリアナ海溝の海底の水温は124度と高く、大部分は真っ暗です。

また水圧は8トンでこれはショットガンが
発射される時の銃内の圧力と同じなので
もし生身の人間がこの場所に晒されたら
結果は容易に想像できますよね。

このような場所のため、
人間の探査が到達したのは過去に4回しかありません。

過去4回の探査

1回目の探査は1060年にアメリカのTrieste号が達成しましたが、
海底付近に到達した時には窓にヒビが入り
1枚の写真も撮影できないまま、撤収。

その後は1996年と2009年に無人探査機で到達、
そして2012年、ある人物が人類の歴史を変える行動を起こしたのです。

ある人物とは映画アバターやタイタニックを制作した
ジェームズ・キャメロン監督。

マリアナ海溝を探査するために
1人用の潜水艇を作って直接操縦しながら潜ったのです。

他の人が誰も達成していないことをやり遂げたかったのでしょうか。

ジェームズ・キャメロン監督は

「もし潜水艇が8トンの水圧に耐えられなければ、
ジャムになってしまう」

と冗談を言いながらも2012年3月26日に無事に到達。
彼はこの場所についてまるで他の惑星に来たようだと表現していました。

当初は6時間の滞在予定でしたが、
潜水艇に見つかった問題によって
わずか3時間しか滞在できませんでした。

しかし、その3時間で68種もの新種の生命体を発見したのです。

マリアナ海溝の海底で発見された代表的な生物は
年齢を重ねるごとにどんどん深い場所に潜っていく
透明のタコや探査機の餌を噛みちぎる甲殻類、
新種の巨大ナマコ、特殊な小魚などでした。

その後、2015年にはマリアナ海溝の海底にマイクと録音機を設置し、
その音声には巨大なクジラと推測させるような
鳴き声も録音されていました。

105時間にも及ぶ撮影に成功

2014年にはアバディーン大学とハワイ大学の調査チームが
マリアナ海溝を調査、105時間にも及ぶ撮影に成功しています。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=6N4xmNGeCVU

この動画がその時に撮影された映像でとても神秘的です。

どの生物も不思議に思えますが、
深さがませば増すほど体が透き通っていくんですね。
世界にはまだまだ未知の生物が存在しているのかもしれません。

ネットでの反応

・海は怖いよな

・宇宙のことより地球のことを知りたい

・シーラカンスより昔の奴絶対居るだろ

・海の底って想像すると吸い込まれる感じがして怖くなる

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