香港の最貧民が暮らす棺桶ハウス…
中国格差社会の闇は人間の尊厳への屈辱だった…
中国格差社会の闇
世界で最も家賃が高い場所第1位はシンガポール。
その後はロンドン、ニューヨーク、香港、東京という順です。
その中でもシンガポールと香港の人口密度は群を抜いて高く、
また香港は土地が狭い上に中国人富裕層が不動産買占めに走っており、
住宅事情は劣悪。
香港の賃貸価格は過去5年間で50%も上昇し、
今や世界で最も暮らしにくい場所となっている。
そのような状況下で中流以下の人で
アパートの屋上に違法な小屋を建てたり、
「棺桶ハウス」と呼ばれる四畳半くらいの
部屋を幾つもに分割した部屋で暮らしている人も多く存在します。
香港の大都会にひしめく棺桶ハウスの実態
脚を伸ばして寝るスペースさえない
棺桶ハウスは二段ベッド分ほどの広さで、トイレや台所は共同。
![](https://kwsklife.com/wp-content/uploads/2017/06/elage.png)
そこに住む老人はゴキブリ、トコジラミ等の害虫に悩み、
また脚を伸ばして寝るスペースさえないありさまだ。
国連は最近、
香港のこの状態を人間の尊厳への侮辱と厳しく批判した。
![](https://kwsklife.com/wp-content/uploads/2017/06/fkeo.png)
大人だけでなくその被害は子供達にも及んでいます。
違法に建てられた屋上で、
2人の子供を持つシングルマザーのリさんも
6畳一間に3人で暮らしています。
リさんはパン屋に勤めており、
ケーキの飾り付けの仕事で月に14万円ほどを稼ぐ。
しかし、半分近くが家賃(月額6万5千円)と水道光熱費に費やされてしまう。
子どもたちは学校が休みになると狭い家でいつも喧嘩をする。
母親のリさんは、
「子どもたちが大きくなればこのアパートはもっとひしめき合うわ。
今でも時には足を置く余地もないし、宿題をするスペースもないのよ」
と言う。
一方、旧英国植民地であった香港には
山頂に建てられた豪華な邸宅やプール
テニスコート付きの高層マンションに住み
豊かな生活を楽しむ人々も多く存在する。
![](https://kwsklife.com/wp-content/uploads/2017/06/dkeal.jpg)
香港の家賃と住宅価格は急激に上昇しており、
現在は過去最高水準に近い。
2014年にはそれらの不平等への不満が広がり
雨傘革命と呼ばれる若者たちによるデモ活動が激しさを増し
香港の繁華街を何カ月も占拠する事件も起きた。
香港の若者は結婚して共働きをしても自宅を持つことが不可能な現実に絶望している。
「僕らは性行為するスペースさえない」
と1人の民主化運動活動家は言う。
最貧民層の割合
香港政府によると
人口730万人中、20万人(3万5500人の子供を含む)が
一つの部屋を区切って作った住居に住んでいるのだとか。
しかし、この数字には棺桶ハウスと
違法な屋上小屋は含めないため実際はさらに多いと言われています。
現在香港の住宅価格と家賃は過去最高水準に近いそうです。
若者でさえ結婚して共働きでもこのような住宅に住む事も少なくないといいます。
世界中の人が訪れ多くの人を魅了する
香港のまばゆい光の裏には「闇」が存在する事を忘れてはいけませんね。
香港だけでなく、世界中にこのような人たちは
沢山存在すると思うと何ともやりきれない思いです。
引用:http://www.dailymail.co.uk/news/article-4491204/Inside-coffin-homes-Hong-Kong.html