世界一精力旺盛な男性と結婚した女性の末路…
こんなに辛い病気だと思ってなかった…



世界一精力旺盛な男性。

それは持続性性喚起症候群(PSAS)という
どんな時でも四六時中オーガズムを感じてしまう
特殊な病気だそうです。

この病気はごく最近の2001年に見つかった病気です。
これまでにもしかしたら発表されなかっただけで
実は多くの人がこの病気に苦しんでいたのではないかと思われています。

聞きなれないこの病気は性的欲求が常に起こり、
抑制をすることもできず、身体にも心にも精神的な負担を与えるほどの
性的刺激を感じ続けなければいけない病気です。

日本では認知度も低く、
病名を耳にたこともほとんどないかと思われます。

症状が悪化すると部屋から出ることも困難となり、
働くことも難しくなります。
更に原因は不明とされ、治療法も確立されていません。

持続性性喚起症候群(PSAS)とはどんな症状?

持続性性喚起症候群
(persistent sexual arousal syndrome)の症状は
患者が性的興奮する状態でもないのに関係なく、
性的な快感を常に感じ続ける症状です。

女性が発症すると思われていた病気ですが、
男性の発症も確認されています。

性的なシチュエーションではないところでも1日に何度も繰り返してしまう性的興奮状態。

そんな病気を持つ米男性が

「早く治療法を見つけて欲しい。人生もうヘトヘトです」

と苦悩を告白して波紋を広げています。

アメリカのウイスコンシン州に住む2児の父、デール・デッカーにとって
精力絶倫の男性やセックスし足りない女性の妄想が
悩める現実となってしまいました。

実は彼、1日に何十回もオーガズムに達するのです。
一部の人には夢のように聞こえるかもしれませんが、
彼にとっては地獄のようだと言います。

世界一精力旺盛な男性

デールがこの状態になってしまったのは
2012年に椎間板ヘルニアを経験したときでした。

腰に痛みを覚えて病院に向かう途中、
当時37歳だった彼は別の異変に気づきます。

なんと道中、5回もオーガズムを迎えたのです。
それ以来、オーガズムが容赦なく繰り返し彼を襲うようになりました。

11歳と12歳の息子たちが起きていようが眠っていようが、
デールは常に意志とは関係なく
オーガズムを日中に何度も経験しているのです。

この症状は空想上の絵空事ではなく、彼の持つ身体的病気です。

残念なことにこうした症状はほとんど報告されることがなく、
医師の間でもそう認知されていないため、
多くの医師は診断を出すことができずにいます。

持続性性喚起症候群(PSAS)と呼ばれるこの病気を持つ患者の中には
1日に100回以上絶頂に達する人もいるそうです。

辛すぎる毎日

患者たちはほぼ絶えず性的に興奮状態にあり、
これは不快な痛みも伴います。

望まないオーガズムはバスに乗っていて感じる揺れのような僅かな振動や
騒音で引き起こされてしまうこともあります。

デールは何時間も続く勃起に悩まされることもありました。
この症状のせいで彼は外で働くことができず、
公衆の面前で恥ずかしい発作に襲われるのではないかという恐怖を
抱えながら家に引きこもるようになりました。

この病気は彼と子どもたちとの関係にも影を落としています。
彼は自分を恥じて子どもたちと深い人間関係を築けるにいるのです。

子どもたちはまだ幼く、
自分がどんな状況に見舞われているかを
説明するのは難しいということもあります。

最愛の妻との営みも

そしてもちろん33歳の妻も夫の状況に苦しんでいます。
デールはもはやセックスから喜びを得られないため、
他の夫婦間のセックスライフはもう無いに等しいといいます。

デールは拷問のようなオーガズムが起こる度、
苦しそうに体を2つに折り曲げます。

「気持ちよくなんかないんです。
肉体的には気持ちよくなったとしても
頭の中では今起こっていることが嫌で嫌で仕方がないんです」

デールは言います。

「父親の葬式で家族みんなが見守る中、
棺桶に膝まずいて別れを告げているそのときに9回もオーガズムを迎えるんだ。
そんなことがあったらもう2度と
オーガズムなんていらないと思うようになるでしょう」

持続性性喚起症候群(PSAS)の原因

持続性性喚起症候群(psas)が発表されてから発症患者数が少なく、
性的なことに関係しているため、
発症しても相談しにくいことがある病気なだけに
実際の発症患者数や確定した治療法がなく、
原因も明らかではありません。

しかし、原因として考えられていることは3つあります。

①女性の発症の場合、
長期間に及ぶ性的欲求を感じなかった場合に
発症されやすいのではと考えられています。

②抗うつ剤の中から選択的セロトニン再取り込み阻害薬と呼ばれる、
ある種類の服用を中止した場合、
その後から発症したという報告があるため、
薬の副作用的な可能性が考えられています。

③ペニスやクリトリスに分岐している、
骨盤の血管異常の可能性も考えられています。

また、病気の解明が困難な理由に
他人に言葉で理解など求めることができない
この病気の症状による羞恥心が関わっているのが大きいと思います。

その精神的な理由が原因で医師に相談することもできずに
辛い思いをしてきた人も世界には数多く存在するかと思います。

精神的な負担が大きいこの病気だからこそ、
専門的な医療機関でしっかりとした検診と治療が必要だと感じます。

現在でもPSASを患った人は精神的な負担に耐えきれず、
自殺するケースが後を絶たないと言います。

PSASを患った人が自殺以外の選択ができる時代に早くなってほしいものです。

あなたにオススメの記事

⇒ アスペルガー症候群だと言われてる芸能人…なんか妙に納得…