原発事故から31年後のチェルノブイリの現在…
かつては町だった廃墟を歩くと…
1986年に発生したチェルノブイリ原子力発電所事故。
世界最大の原発事故が起きて31年が経ちました。
この事故によって原発の30キロ圏内に人は許可なく立ち入ることができなくなったため、
ほぼ無人の状態になっているそうです。
また、次世代の子に影響も出ており、
依然、放射線に汚染されています。
しかし、そのかわりに多くの動物が生息しており、
動物の楽園になっているそうです。
今回はそんなチェルノブイリの現在を紹介します。
チェルノブイリ原子力発電所事故とは
旧ソ連時代に起きた最悪の原発事故で
後の旧ソ連解体ペレストロイカの遠因とも言われる未曾有の原発事故
そんな人類史上最悪とされるチェルノブイリ原発事故から31年が経過しました。
原発の廃炉作業はいまだ目処が立っていません。
当時被ばくした子どもたちが親になり、
その子どもたちの健康にも影響が出ているという指摘もあります。
草に覆われた建物はかつて学校だった。
床一面にあるのは子供たちが使った防護マスク。
この学校の数キロ先であの事故は起きた。
31年前、原子炉が緊急停止の実験中に制御不能になったチェルノブイリ原発。
屋根が大きく崩れているのが爆発した4号機です。
内部には炉心から溶け出した
象の足と呼ばれる核燃料などが未だ手付かずのまま。
廃炉に向け、多くの人が作業を行っている原発の内部
この廊下の向こうに4号機がある。
手元の線量計を見ると
毎時7マイクロシーベルトと高い線量を示しています。
4号機には合わせて19万トンもの高レベルの廃棄物がある。
その処理の鍵となるのが巨大シェルター。
これを200mスライドして事故を起こした4号機を
すっぽりと覆ってしまうというプロジェクトです。
しかし、原発の様々な計画は、これまで延期を繰り返してきた。
例えばシェルターは当初2015年に完成予定だったが、
今は2017年末を見込んでいる。
さらにシェルター完成後、
4号機の核燃料を取り出し処理する作業については…
核燃料除去は遠い将来の話。
今はまだ技術がないようです。
4号機を覆うコンクリートの石棺は老朽化しており
放射性物質拡散の危険性が懸念されている。
今、事故は次世代の子供に影響を与えているという。
以下はウクライナ政府が出した報告書。
それによれば事故当時被曝した子供が親になり、
そこから生まれた子供に慢性疾患を持つ子供が増加しているという。
次世代の子に影響
学校の医師によれば生徒407人のうち、
完全に健康な子供はいないという。
気を失う子も珍しくない。
10人中8人は体に問題があります。
しかし、一体なぜ、こんなことが起きているのか?
原発事故の後、
ウクライナは汚染された度合いで地域を4つのゾーンに分けた。
今回紹介した子供たちは第2ゾーンで暮らしています。
第2ゾーンは年間5ミリシーベルト以上の放射線に汚染され、
一時期強制移住が行われた地域。
町は経済状態が悪いため、
自家菜園の野菜や野原で採ったキノコを食べている人が多い。
しかし、これが問題のようです。
「安全基準の10倍あります」
町の放射線量は事故当初よりは減ったものの、
未だに汚染された食物が検出される。
この地区で栽培された食物が健康に悪い影響を与えているのです。
しかし、多くの研究機関などは被曝の遺伝的影響について
「認められない」「証拠がない」としており、
ウクライナでもまだ研究中。
ナロジチ地区の子供を診てきた医師は
親の被曝と子供の健康の関係には複合的原因があるとした上でこう見解を述べた。
両親に被曝量が高ければ高いほど子供の健康状態が悪いと言えます。
汚染された地で生きようとする人々。
この町には9600人が住んでいます。
事故原因
・制御棒など根本的設計の欠陥
・運転員への教育が不十分だった
・特殊な運転を行ったために事態を予測できなかった
・低出力では不安定な炉で低出力運転を続けた
・実験が予定通りに行われなかったにもかかわらず強行した
・実験のために安全装置をバイパス[要曖昧さ回避]した
死亡者 4,000人 (IAEA公式見解、異論有)
負傷者 不明
他の被害者 強制移住等:数十万人以上
損害 爆発:チェルノブイリ原子力発電所4号炉放棄:チェルノブイリ、ブリビャチ他多数
チェルノブイリの現在は動物の楽園になっていた
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170507-00010000-binsider-int
ネットでの反応
・原発事故こそが最大の環境保護だったというオチか
・原発跡地としてガチで観光地になってるよ
・楽園に見えるけどこの動物達に異常無いの
・自然が一番貴重で価値があるもの