ボンネットマスコットが減った理由…
意外と知らない高級車の豆知識が話題に…



高級車といえば以前はボンネットに
マスコットやエンブレムがありましたが
最近は見かけなくなりましたよね。

今回はそんなボンネットマスコットが減った理由を紹介します。

ボンネットマスコットが減った理由

外車ではジャガーのエンブレム「ザ・リーピング・ジャガー」や
メルセデス・ベンツの「スリーポインテッドスター」や
ロールスロイスの「スピリット・オブ・エクスタシー」などは
まさに高級欧州車の象徴的な存在です。

欧州車ではいまだに採用されているモデルも見受けられますが
以前に比べるとその数は少なくなりました。

特にメルセデス・ベンツの場合
以前ならほとんどの車種に採用されていたマスコットが
近年は一部車種のみとなっています。

ちなみにロールスロイスのマスコットは
盗ろうとするとボディ内部に逃げます。

現在もボンネットマスコットを使用している車種は
可倒式や収納式で歩行者に配慮した仕組みになっています。

ボンネットマスコットが減った理由は安全性です。

ボンネットマスコットはボンネット上の突起物ですので
例えば歩行者がボンネット上に乗り上げてしまうような事故が起こった場合、
凶器となる可能性があります。

こうした事情からメーカーが採用を取りやめるケースが増えています。

また、ボンネットマスコットがあることによって
押し出し感が強くなってしまい、
結果としてユーザーが敬遠するケースもあるようで
意図的にボンネットマスコットを使用しないモデルも増えているようです。

これは平成13年6月に自動車の国際基準調和の一環として
道路運送車両の保安基準等が改正され、
国際基準である「乗用車の外部突起(協定規則第26号)」が
導入されたことが原因です。

日本でも以前は日産ローレル、日産シーマ、日産セドリック、日産グロリア、
トヨタの高級大型車クラウンマジェスタなどが採用していましたが
昨今は法律の関係もあり、取り入れている車種はありません。

時代に流れとともに変化する高級車

現在はボンネットマスコットは突起物と見なされ、
英国、ヨーロッパ、日本でも正式には許可されておりません。禁止です。

車検は不適合となってしまいます。

禁止になる以前に購入した車では
ボンネットマスコットを今になって後付けしても問題ありません。

年度でいうと2008年までに登録された車はOKで
2009年以降に登録された車はアウトです。

近年は高級車の性格が以前と比べ大きく異なってきており、
昔のような強さや威厳ではなくマイルドな高級感が求められているようです。

また、個性かもより一層進んでいることもあり、
ボンネットマスコットの存在意義は薄れつつあるのです。

時代の流れとともにボンネットマスコットは減っていますが
デザインの一部として今後も細々と残っていくのかもしれませんね。

ネットでの反応

・小学生のころジャガーのマスコットを
ボンネットを開ける特の取っ手だと勘違いしていた。

・昔の車ってボンネットにエンブレムが付いた車種が多かったな。
アルトでもマスコットこそないがエンブレムは普通にあった。

・左側ギリギリに寄りたい時に参考にするのに使うって意味が昔は有ったけど
今はボンネットが見えないからその意味も無いしなぁ。

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