遺体洗いのバイトは本当に実在するのか?
ホルマリンプールの謎が話題に…




昔から都市伝説では
遺体をホルマリンプールに漬けるバイトがあると言われています。

給料も1体に付き2万円とか騒がれていましたが、
実際にはどうなのでしょうか?

遺体洗いのバイトは実在するのか?

一度は聞いた事があるかもしれない遺体洗いのバイト。

しかし、探しても探してもそんなバイトはありませんでした。
では、遺体洗いのバイトの都市伝説は何処から来たのでしょうか?

実はベトナム戦争当時バラバラの遺体を繋げるバイトがあったのです。

これは当然、戦死者を母国に帰す為に
遺体のエンバーミングを行っていました。

その話が周りまわって遺体洗いのバイトとなったのではないかとの話です。

ホルマリンプールは実在するのか?

実はホルマリンプールは実在します。
しかし、実際問題ホルマリンは劇薬です。

揮発性の中毒にもなる危険な物質なのです。

なので大量にプールに遺体が沈んでいると言うのは考えられないです。
医療行為の一環なのでアルバイトに任せるなんて事はありません。

ご遺体を献体していただいた皆様に申し訳が立ちませんよね。
この都市伝説にはもう1つの話があります。

一説には大江健三郎の小説に死者の奢りという作品があります。

この小説のくだりに

「死者たちは濃褐色の液に浸かって
腕を絡み合い、頭を押し付けあってぎっしり浮かび、
また半ば沈みかかっている」

という描写があります。
この小説が発表されたのが昭和32年です。

これ以来、この小説が都市伝説として
50年以上も使われてきているのだと思われます。

遺体洗いのバイトは実在する

このバイトはホルマリンプールとは関係ありませんが、実在します。

それは「湯灌」ゆかんのバイトです。
ご遺体を本当に洗うバイトです。

現在では湯灌と呼ばれるよりも
エンゼルケアで調べると求人にあります。

実際、どれ程のお金がもらえるかというと時給で1350円。
月給で18万円位が相場です。

遺体洗いのバイトは実在しますが、
高額報酬ではないのが現実。

なので雇ってもすぐに来なくなる人も多いのです。

都市伝説で語られている
ホルマリンプールの遺体洗いのバイトは存在しませんが、
遺体洗いのバイト自体は存在するのです。

ホルマリンプールは実在する

ホルマリンプールのバイトはありませんが、
実はホルマリンプールは存在します。

プールと言っても温泉の大浴場程の広さですが、
ホルマリンプールはあります。

中で作業をする人は数分ホルモン作業しては数分休憩をとるそうです。

ホルマリンは鼻、口を抑えて作業しても
皮膚から吸収されてしまいダメなそうです。

この作業を行うのは公務員です。

しかし、現在ではホルマリンプールは殆どみかけません。

何故ホルマリンプールが必要なのか?

医学部の実習で使う遺体は長期の保存が出来ないといけません。
その為、ホルマリンで遺体の組織を固定する必要があります。

このホルマリンは非常に危険な物質なのです。

ホルマリンは劇薬でホルムアルデヒドを含んだ蒸気を出す事もあります。
人体にとって有害なのです。

なので、ホルマリンで固定した後、
その遺体からホルマリンを抜く作業が必要になります。

具体的にはホルマリンをアルコールに置換するのです。
置換する作業の為、遺体をアルコールのプールに浸します。

プールでこの置換作業を行うと
ホルマリン抜きに数か月かかるそうです。

これは、学生が安全に解剖の実習が出来る様に行う作業なのです。

しかし、現在では「遺体処理装置」という
特別な機械を使う事でこの作業も週数間で完了します。

現在では、ホルマリンプールに代わって処理装置を使う所が殆どです。

遺体処理装置

株式会社加藤萬製作所。

この会社で遺体処理装置が販売されている
急速遺体防腐処理装置。

カトマン急速遺体防腐処理装置は
今まで3か月程要した水槽法による防腐固定期間を1か月に短縮し、
またいままでの様な強力な防腐剤も必要としない為、
安全かつ柔軟性のある教材が作成可能となります。

この加藤萬製作所では遺体保存プールも販売しています。

限られたスペースで有効活用し移動可能な保存用プールとなります。

オールステンレス製のため、耐久性は抜群であり、
また最大40体用までの大型プールや
ご遺体の出し入れ用の架台とクレーンを装備させたシステムも
お客様のご要望によりレイアウト可能となっています。

しかし、40体も入っているプールは見たくないですよね。
入っている方もなんか気の毒な感じがします。

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