ボートレースのポスター「挑戦」…
文字を逆さにするといかにも競艇らしいと話題に…
G1全日本王者決定戦のポスター。
『挑戦』が大文字で真ん中にバーンと書かれています。
しかし、ポスターを逆さにすると…
このとおり『勝利』になります。
確かに選手も観客もレースに勝ちたいですよね。
このポスターは『ボートレースからつ』が
『G1全日本王者決定戦』の為に制作したものです。
確かに芸が細かいですよね。
デザイナーの野村一晟氏はアンビグラムを使って
デザインしたポスターの事をツイートしました。
このポスターの「挑戦」が逆さになると「勝利」となる部分をデザインしました。
こんな文字を #アンビグラム と言います。こうやって広告にも活用されることとなり嬉しいです。もっと広がってほしいです!! https://t.co/4jGH4QJSgR— 野村一晟 画家アンビグラム作家 (@IsseiNomura) December 23, 2017
引用:https://twitter.com/IsseiNomura/status/944578557258358784
挑戦から勝利へ!
「デザインで文字が変わるギミックを使いながら、
死力を尽くして勝利へ挑むボートレーサーたちの姿、
どんなに強い者でも簡単には勝つことのできない
過酷なボートレースの世界を描きました。」
視点を変えることで2度楽しめるポスターです。
唐津競艇のポスターなんだけど、挑戦が勝利に変わるんですよ
これはもっと知られていいと思う、かっこいいです pic.twitter.com/DqvIF80sUL— こおり (@katorisenkou960) December 11, 2017
引用:https://twitter.com/katorisenkou960/status/940186793554599938
アンビグラムとは
アンビグラムとは語を与えられた形式だけでなく、
異なる方向からも読み取れるようにしたグラフィカルな文字のこと。テキストはいくつかの語からなる場合もあり、
異なる方向で綴られたテキストは同一のものであることが多いが、
違うテキストになることもある。ダグラス・ホフスタッターはアンビグラムを
「2つの異なる読み方を同一のひとそろいの曲線に
何とかして押し込める筆記体デザイン」と述べている。わかりやすく言うと文字を180度回転させたり、
鏡に写したりしてできるデザインのことで
多くはシンメトリカルで、同じ語に読める。
1970年代に美術家のジョン・ラングドンが
中心となって発展したと言われているアンビグラム。
漢字もアート性がありますので海外でも人気だそうです。
アンビグラムの他の作品
『陽』→『陰』
Twitterで話題になった『陽』→『陰』。
作者は『ボートレース』と同じく野村一晟氏です。
初めまして。この作品の作者です。投稿ありがとうございます。私が気づかぬ間に投稿されてこんなに拡散されていて驚愕です。これは2013年に作ったものです。 pic.twitter.com/oV0T1h0cdT
— 野村一晟 画家アンビグラム作家 (@IsseiNomura) May 4, 2017
引用:https://twitter.com/IsseiNomura/status/860162088454340610
ボートレース戦場バージョン
『最強』→『戦場』バージョンもあります。
並べて貼るとインパクトは更に増しますね。
シンメトリックな美しさを漂わせる漢字
垂直方向に反映させた『陰と陽』
逆さに呼んでも『逆転』
『苦楽』
180度回転させても同じ文字が読めるものや
違う文字が浮かび上がるものもあり、奥が深いですね。
ネットでの反応
・ボートレースのポスターがこんなにカッコイイとは!
・アイデアが凄いね!
・アンビグラム、あまり知らない世界だったけど面白い
・いろんなパターンがあるんだな