人間が思うよりもデリケートな鳥たち…
営巣写真に反対する漫画が予想以上に深刻だった…
野生の鳥の生態を観察して楽しむバードウォッチングですが、
近年カメラやレンズの性能が向上したこともあり
趣味で野鳥撮影を楽しむ方が増えています。
本来バードウォッチングは自然に生息する鳥たちの生態を崩さぬよう、
ある程度の距離をとりマナーを守りながら鳴き声を聞いたり
その動きを観察し記録したりして楽しむものですが、
一部の人たちはそのマナーを守らず野鳥のテリトリーにまで入り込み撮影し
過度のストレスを与えてしまう行動が目立っているようです。
今回はTwitterに投稿されたNina(@rda2015jp)さんが描いた
「営巣写真反対漫画」が野鳥愛好家だけにとどまらず
多くの人の共感を得て話題になっています。
人間が思うよりもデリケートな鳥たち
漫画を公開したのは、Nina(@rda2015jp)さん。
営巣写真反対漫画です。#営巣写真反対 #バードマンプロジェクト pic.twitter.com/67OefDgUrU
— NのYUMA ODA (@rda2015jp) August 5, 2018
引用:https://twitter.com/rda2015jp/status/1026087396314501121
女の子がサンコウチョウの巣作りを写真におさめバードマンの前で
SNSにアップしようとしますが制止されます。
ところが時すでに遅し、別の人が投稿してしまったようです・・・
すると数時間後にはサンコウチョウ目当てに多くの写真家が集まり始めました。
しかも営巣中の木のすぐ下でザワザワと写真を撮っているようです。
こういったマナー違反の行動は鳥にとってはすさまじいストレスがかかるはずです。
バードマンによるとそもそも営巣中の写真撮影自体がよくないのだそうです。
中にはレンズを向けられただけで巣や卵、ヒナなどを放棄してしまう鳥もいるのだとか・・・
もちろん放棄された卵やヒナは育つことができず死んでしまいます。
野鳥愛好家と名乗り行っている行為が野鳥の生態を崩しているとなるとそれこそ本末転倒です。
こういったマナー違反の似非愛好家にはバードマンから呪いをかけるとの忠告も!
非常にシリアスな問題をコミカルに描くことでより多くの人の目に届いたのではないでしょうか。
このような問題は今に始まったわけではありませんが、
この問題を一人でも多くの人が知っていることが重要だと思います。
バードマンには引き続き野鳥たちのために情報を発信していただきたい限りです。
ネットでの反応
・生き物は人間が思ってる以上に敏感ですよね。
人間が一番偉いと思うのは大間違い。共存しないとー。・バードウォッチングの際にも帰り際に言われますもんね。
「ここで見た○○チョウのことは秘密にしてください。」て。
ていうか、生き物を観察する際はストレスを与えないようにするのが常識なのに、なぜそれがわからないんでしょうか。・スマホなどでも簡単に写真が撮れるからこそ、
知っておいてほしいマナーですね