「怒られて育った子供」と「叱られて育った子供」の違い…
思わず言葉を失うと話題に…
子どもの頃、いたずらをして親に怒られたことのある人は多いと思います。
多くの大人は子どもに悪さをすれば怒られて当然と言います。
子どもの粗相を叱るのは大人・親の務めですが、
叱ると怒るの違いを皆さんご存じですか?
混合しがちな二つの言葉が持っているそれぞれの意味。
今回はそんな怒られて育った子供と
叱られて育った子供の違いについて紹介します。
言葉の違い
怒るしつけと叱るしつけの前に
まずは「怒る」と「叱る」言葉の意味を紹介します。
子どもの教育に最適なのはどちかなのか。
ニュアンスの違いにも注目しながら考えてみましょう。
怒る
怒る=自分の怒りを相手にぶつける。
例えば相手が自分を貶めたり、または悪影響を与える場合。
相手が自分の指示通りに動いてくれない場合。
自分の不服をぶつける行為として相手を怒ります。
自分の感情を優先してしまいがちです。
叱る
叱る=相手を教育する
相手が自分を含めた誰かを貶めたり、悪影響を与えている場合。
相手が自分の指示通りに動いてくれない場合、
それが相手の為にならないと分かった時、
相手の為を想って注意や指摘をする行為のこと。
重大性を声を荒げる等、行為を交えて説明することもあります。
周囲や相手の為を想っていることが前提です。
同時に何がいけなかったのか具体的に説明する必要があります。
怒られて育った子供と叱られて育った子供の違い
怒ると叱る。
意味の重なるところもありますが、
この二つは根本が違います。
その違いをわかりやすく映像化した動画が世界中で話題となっています。
30秒という短い尺の中に同じパターンで2種類のストーリーが収まっています。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=ruJhT6WGZ_s
怒るしつけ
壁に落書きをしている息子見つけたお父さん。
息子の体を乱暴に揺さぶり、
ダメだ!と頭ごなしに怒りますが、
何がいけないのか説明することなく部屋に戻りなさいと命令。
終始息子は怯えるだけでした。
そして「怒る」しつけを受けた男の子は、
お絵かき中に自分の紙を使ってしまった女の子に向かって
ダメ!それはぼくの!と怒鳴り、
クレヨンを取り上げてしまいました。
女の子は泣き出します。
叱るしつけ
壁に落書きをしていた息子を見つけたお父さん。
子どもに目線を合わせ冷静に問いかけます。
「絵は壁じゃなく紙に描くものなんだ。
ちゃんとキレイにして、紙を取ってこよう。分かったね?」
息子は納得し、笑顔で落書きを消し始めました。
お絵かき中、自分の紙を使ってしまった女の子には
「はい、こっちの紙に描いてね」
と新しい紙を差し出しました。
健康的な心を育てるには感情をむき出しにするのではなく、
どうこう理由で何がいけなかったのかをしっかり教えることが大切ですね。