秋葉原連続通り魔事件犯人・加藤智大の生い立ちと
家族の末路が悲惨すぎる…


秋葉原連続通り魔事件

2008年6月8日に
東京都千代田区外神田(秋葉原)で発生した通り魔事件。

犯人の加藤智大は2トントラックで秋葉原の交差点に
凄いスピードで赤信号を無視して侵入。
次々と人をはねました。

その後、加藤は2トントラックがタクシーにぶつかり止まると、
2トントラックを降りました。

そして手に持ったサバイバルナイフを振り回しました。
それからすごい速さで秋葉原の通行人を次々と刺して回ったのです。

その日は日曜日ともあり歩行者天国となっており、
多くの人が訪れていました。

当時は多くの人が逃げ惑い、横たわり血を流す人が居たりなど、
この世の光景とは思えない惨事となっていました。

トラックではねられた人が5名のうち3人死亡・2人が負傷。
ナイフで刺された人が12名のうち4名死亡・負傷8人と
多くの人が犠牲となりました。

加藤智大の生い立ち

加藤智大被告の生い立ちを紐解くと
この母親の息子として生まれた事が不幸だったのかもしれません。

加藤智大被告の母は県下一の進学校、
青森県立青森高等学校卒の教育熱心な母親として有名でした。

■幼少から厳しく育てられた。

■冬の寒い日に(話は青森である)薄着で
外に立たされているのを見た近所の人がいる。

■小学生の頃から珠算やスイミングスクール、
学習塾に通わされた。

■友人の家に遊びに行くことも友人を家に呼ぶことも禁止。

■作文や絵画は親の検閲がはいる
(先生ウケする様に親が指示命令)。

■見ることが許されたテレビ番組は
「ドラえもん」「まんが日本昔ばなし」

■男女交際禁止

さらに完ぺき主義の母親は常に完璧なものを求めてきました。
母親の作文指導には「10秒ルール」なるものもあったという。

兄弟が作文を書いている横で、母が「検閲」をしているとき、
「この熟語を使った意図は?」などという質問が飛んでくる。

答えられずにいると、母が、「10、9、8、7…」と声に出して
カウントダウンを始める。0になるとビンタが飛んでくるという。

この問題における正解は母の好みの答えを出すことであったが、
そこで母が求めていたのもやはり「教師ウケ」であった。

この様な状況で育った加藤智大被告は小中学校は成績優秀スポーツ万能で
母の期待に応え県立青森高校に入学するのですが、
優秀な生徒が集まる高校の中で加藤被告は埋没してしまい成績も低迷し、
母に暴力を振ったり部屋の壁に穴を空け、
教室の窓ガラスを素手で割ったりする様になります。

ちなみに入学当時の志望は北海道大学工学部だった。

加藤被告は親(母親)の欲望を満たす為に長期に渡って
欲求を抑圧する生活を続けていたものと思われます。

表面上、小中学校時代は上手く行っていた彼の人生ですが、
県下一の進学校青森高校に入学してから歯車が狂い始めた様です。

高校での成績は振るわず、3年に進級する時点で
短期大学への進学する事を希望していたと言う。

あれ程、スパルタ教育を受けて入った青森高校から岐阜の短期大学へ。
なにか釈然としません。

片田珠美教授の「無差別殺人の精神分析」によると

成績が良くなかったとはいえ、県下一の進学校に在籍していた加藤にとって、
より好みさえしなければ大学に進学する事も可能だっただろう。

短大を選んだのは、子どもを学歴社会の勝者にするべく
必死にやってきた母に対する反発のようなものがあったからではないか。

それを裏づけるように加藤が高校を卒業する際に生徒会誌に残したのは
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する少女(綾波レイ)が
理不尽な戦いを強いる司令官に告げた決別のセリフである。

「ワタシはアナタの人形じゃない。赤い瞳の少女(三人目)」

明らかに母親に対して叛旗を翻しているのがわかります。

犯行前の携帯サイトの書き込み

犯行前々日

01:44 あ、住所不定無職になったのか/ますます絶望的だ

02:48 やりたいこと…殺人/夢…ワイドショー独占

02:54 工場で大暴れした/被害が人とか商品じゃなくてよかったね

02:55 それでも、人が足りないから来いと電話がくる/俺(おれ)が必要だから、じゃなくて、人が足りないから/誰が行くかよ

同  誰でもできる簡単な仕事だよ

03:00 別の派遣でどっかの工場に行ったって、半年もすればまたこうなるのは明らか

03:07 仕事に行けっていうなら行ってやる/流れてくる商品全部破壊してやる

03:09 彼女がいれば、仕事を辞めることも、車を無くすことも、夜逃げすることも、携帯依存になることもなかった/希望がある奴(やつ)にはわかるまい

03:10 で、また俺は人のせいにしてると言われるのか

同  いつも悪いのは全部俺

05:04 出勤時間になると目がさめてしまう/もう行かないんだから寝かせてくれ

06:41 とりあえず出発しよう

07:06 飛び込み自殺で東海道線がとまりました/何もかもが私の邪魔をします

08:10 三島まで出れた

08:15 こだまに乗れる/名古屋に1016着予定で、乗り換え5分でひかりに

09:46 こっちまで電車で来たのは、トヨタの期間工に応募して落ちたとき以来だ

10:35 米原で乗り換えだ

10:37 長良川超えた/堤防でいちゃついてるカップル、流されて死ねばいいのに

11:14 買い物/通販だと遅いから福井まででてきた

14:39 店員さん、いい人だった

14:42 人間と話すのって、いいね

17:59 三島ついた

20:30 うん/長旅だった

20:49 ナイフを5本買ってきました

犯行前日

午前6時51分肝心なものを忘れるとこだた

8時3分お金をつくりに行く

7分最低6万円は欲しいな

9時23分離れたとこに行って立ってる そこまでして避けるのかよ

11時14分買取32000は舐めてるだろ

34分最低70000だ

41分定価より高く売れるソフトもあった さすが秋葉原

午後1時14分レンタカーに空きがなかった トラックじゃ仕方ないかも

43分電車に乗るのもこれが最後だ

50分できれば4tが良かったんだけど

3時35分大きい車を借りるにはクレジットカードが要るようです
どうせ俺は社会的信用無しですよ

4時1分騙すのには慣れてる 悪いね、店員さん

8時34分もっと高揚するかと思ったら、意外に冷静な自分にびっくりしてる

53分中止はしない、したくない

犯行当日

【秋葉原で人を殺します】

午前5時21分車でつっこんで車が使えなくなったらナイフを使います
みんなさようなら

44分途中で捕まるのが一番しょぼいパターンかな

6時0分俺が騙されてるんじゃない 俺が騙してるのか

2分いい人を演じるのには慣れてる みんな簡単に騙される

3分大人には評判の良い子だった
大人には友達は、できないよね

4分ほんの数人、こんな俺に長いことつきあってくれてた奴らがいる

5分全員一斉送信でメールをくれる そのメンバーの中にまだ入っていることが、少し嬉しかった

10分使う予定の道路が封鎖中とか やっぱり、全てが俺の邪魔をする

31分時間だ 出かけよう

39分頭痛との闘いになりそうだ

7時12分一本早い電車に乗れてしまった

30分これは酷い雨 全部完璧に準備したのに

47分まあいいや 規模が小さくても、雨天決行

41分晴れればいいな

10時53分酷い渋滞 時間までに着くかしら

11時17分こっちは晴れてるね

45分秋葉原ついた 今日は歩行者天国の日だよね?

午後0時10分時間です

加藤智大の家族の末路

加藤容疑者は、両親と弟の4人家族でしたが
この事件をきっかけにバラバラになってしまいます。

本人ではないとしても
加害者家族もまた犯人と同じように仕打ちを受けてしまうのです。

加藤容疑者の弟

加藤容疑者の弟は事件から1年後に彼女ができたそうです。

その彼女にも兄のことを話し
彼女は「あなたは関係ない」言ってくれたために
心の支えとなっていたそうですが
いざ結婚するとなると彼女の両親が猛反対。

弟はその後、事件について家族の視点を綴った本を出版すべく
お世話になっていた記者に250枚にも及ぶ手記を送り
その後「兄のようになりたくない」と自ら命を絶ちました。

加藤容疑者の父親

父親は当時、地元の信用金庫に勤務していましたが
事件後に退職を余儀なくされたそうです。

これは加藤容疑者が事件を起こしたことが原因。

その後自宅に引きこもっていた父親の元には
嫌がらせの電話やマスコミが殺到して
家中のカーテンを閉め切って
ろうそくだけの明かりで怯えながら生活をしているそうです。

加藤容疑者の母親

母親は、兄が事件を起こした上に弟が自殺してしまったことで
精神のバランスを崩してしまい病院に入院。

そして両親は離婚。

一時は錯乱状態で面会謝絶となっていましたが退院後は
実家の青森に戻って1人暮らしをしながら
父親と同じようにヒッソリと生活しているようです。

家族の1人が犯罪を犯した事で
家族がバラバラになってしまった上に
弟が自殺してしまっては
心の状態を保つことができなくなって当然かもしれません。

犯罪を犯した両親は責任がありますが
弟にまで影響が出てしまうのは少し可哀想な気はします。

犯罪者の家族ですので同情はできませんが悲惨すぎます。

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