アメリカの駐車場に車止めがない理由…
なぜアメリカでは前向き駐車が多いのか?
日本では駐車場に車を停める時、
当たり前のようにバック駐車ですよね。
しかし、アメリカでは前向き駐車が主流です。
なぜアメリカでは前向き駐車が多いのでしょうか?
今回は日本とアメリカで駐車のやり方の違いを紹介します。
アメリカで前向き駐車が多い理由
1.駐車スペース
アメリカの駐車場は1台あたりの駐車スペースや
駐車内の通路が日本と比べると広く、
また、前から停めやすいように斜めに区切られた駐車枠が多いことも特徴です。
構造上、後ろ向きに入れられないようになっているので
前向き駐車になるのです。
ちなみに日本でも高速道路のSAの駐車場では斜めになっていますが
これは逆走防止の役割があります。
また、アメリカの駐車場をよく見ると
日本ではお馴染みの車止めがほとんどありません。
そもそも車止めの目的はバック駐車する際に
これ以上後ろに行かないように位置を確定するためなので
車止めがある駐車場というのはバック駐車が前提となっていると言えます。
そのため、前向き駐車が一般的なアメリカでは車止めが不要なのです。
2.防犯・盗難対策
アメリカの駐車場で前向き駐車している大きな理由の一つに
防犯や盗難の予防という目的もあります。
防犯後、犯行は一刻も早くその場から立ち去りたいと思うはずですが
前向き駐車であればバックで出庫しなければならず
その分、闘争に時間がかかるため、逮捕率が上がるそうです。
こういった防犯意識は日本とは違い、
アメリカなどでは一般化されているのです。
3.トランクに荷物を入れる
アメリカではスーパーマーケットで食料品を買う場合、
1〜2週間分など一度に沢山の買い物をします。
そのため、アメリカではカートごと食料品を
自分の車の前まで持って行くのですが
その場合、バック駐車で停めていると
トランクを開けて荷物を入れるのに不便です。
前向き駐車でトランクが通路に面していれば荷物を積みやすいので
アメリカのこの駐車の仕方は理にかなっていると言えます。
アメリカでバック駐車をしていると一目で日本観光客だとわかるので
車上荒らしや強盗に遭いやすいと言われています。
もしアメリカに旅行などで行かれて車に乗る機会があれば
駐車場では前向き駐車をすることをオススメします。
ネットでの反応
・日本は、駐車場に隣接する所でバック駐車を嫌がる人があり、
前向き駐車を希望する一般駐車場があることを聞いた事がある。・アメリカでバック駐車しようとしたら、不思議がられたことがあります。
クセでしてしまいましたが、
そもそも、駐車スペースが大きく収容台数も多いので
どんな向きで入れようが、はみだそうが、全然大丈夫そうでした。
シアトル郊外での話です。・アメ車は基本的にデカイからバックでわざわざ停めるのは
めんどうだからやらないというのもあると思うよ